2009.08.09

小説『イノセンス』とリー・モーガンの「I'm A Fool To Want You」

現在、某レンタル屋で、「世界が泣いた。」とかいって、有名どころが100円で借りれますが、これを機に有名だけど観てないのを観てみるかと、何本か借りてきました。

ですが、本題はそっちではなく、ついでにジャズCDのコーナーを久しぶりに覗いていたら、前から探していたCDを発見。

Heres Lee Morgan


お目当ては3曲目、「I'm A Fool To Want You」。

「I'm A Fool To Want You」といえば、もちろんBillie HolidayやFrank Sinatraのが有名で、その素晴らしさは今さら書くまでもありません。
他にも、Duke PearsonやHelen Merrillのもいいですよね。

ですが、なんちゃって押井ストとしては、Lee Morganしかないでしょう。
理由はもちろんこの本。

イノセンス After The Long Goodbye


あの本の中で、ほとんどテーマ曲といっていいほど、繰り返し登場するLee Morganの「I'm A Fool To Want You」。



バトーの孤独に突き刺さり、時には優しく寄り添うLee Morganのミュートトランペット。
著者の山田正紀氏曰く「ストイックに感情を抑え」「それなのにむせび泣いているかのように物悲しい」その調べ。
もはや、この曲なしに、あの小説は成り立たないレベルの存在感。

バックにリピートで延々と「I'm A Fool To Want You」を流しながら、また読んでみようっと。
あの本の最初に“ロバート・アルトマンに捧ぐ”とありましたが、レイモンド・チャンドラーなんかを読む時にも合いそうですね。

おまけに何曲か。
Lee Morganのバラードといえば、なんといってもこれ。



もの悲しさといえば、Joe Hendersonとの二管がたまらないこちらも。



最後は、バラードではありませんが、Lee Morganといえば、これを挙げないわけにはいかないでしょう。





 

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2009.06.01

こんなところに「星語心願」?

鎗火徒然vol.5~「Hey NaS」の元ネタ?というエントリーを以前UPしましたが、たまにサンプリングネタに触れている当ブログ。

全然別のことを調べていた時に、たまたま耳にしたこの曲。
検索すると結構ヒットしますし、有名な曲なんでしょうが、初めて聞きました。
まずは聞いてみて下さい。

「Children of the earth」ayur


どこかで聞いたことあるなぁ…。

と思って調べてみたら、いろいろ物議を醸している曲のようです。
次の曲そのまんまじゃないかとのこと。

「星と線路とピアノと」kry


確かに、そのまんまです(笑)

kryさんは自身のブログで「Star piano」という曲をアレンジしたものと語っています。

「Star piano」あず♪


さらに、「Children of the earth」の元ネタは「線路沿いの恋」という曲だという話も。(→先ほどの曲も含めこちらが詳しいです)

「線路沿いの恋」Bluem of Youth


とここまできて、ようやく思い出しました!

「星語心願」張柏芝

時期的には「線路沿いの恋」が一番先だと思いますが、ピーター・カムがこれを聞いているとは思えません。
となると、「星と線路とピアノと」が「星語心願」から来ているのでしょうか…。
そのまんまではありませんが、雰囲気はかなり近いですね。

別に「Children of the earth」も「星と線路とピアノと」もどうこう言うつもりはまったくありませんが、思わぬところで耳馴染んだ旋律を聞いて嬉しくなりました。

最後に、全然話が変わって映画の話になりますが、やっぱりこの映画のセシは最強だなぁ(笑)

<関連記事>
『星願 あなたにもういちど』(ジングル・マ)



 

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2009.05.29

ロイ・キーン×『レクイエム・フォー・ドリーム』

バルセロナとマンチェスター・ユナイテッドが激突した今回のファイナル。

試合はダイジェストだけ観ました。



試合自体は観ていないので語りようがないですが、YouTubeの関連動画で見つけた動画があまりにツボだったので、ここで紹介することにしました。



この音楽は!
例によってロイ・キーンはやりたい放題やってますが、えぐい行為の数々と、この音楽が、あまりにはまっててツボ。
ここに『レクイエム・フォー・ドリーム』を持ってきた作成者、マケイン候補の敗北宣言に『クリムゾン・タイド』を流したのに匹敵する、素晴らしいセンス!



 

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2009.05.28

愛すべき音楽たち RARE GROOVE篇

先日31曲 愛すべき音楽たちというエントリーをUPしましたが、以前も書きましたように、そもそも事の発端は、友人とオールタイムベストを交換しようと話していたこと。

友人がくれたものは、あえて絞って日本人限定で、分野も結構偏っていますが(1アーティスト1曲でもない)、THA BLUE HERB、CHI3 CHEE、THINK TANK、BLANKEY JET CITY、フィッシュマンズなどなど、どこかの誰かさんの31曲とは比べ物にもならないくらい、ドープで、かっこよくて、ぶっ飛んだ、それでいてちゃんと流れがある、素晴らしいものでした。

この前「そのうちジャズの31曲も書くかもしれません。」と最後に書きましたが、前回みたいにジャズの“名曲”をただ31曲並べても、またもや勝負にならないでしょう。

というわけで、友人に対抗心を燃やして、自分もCD-R1枚分で、濃さで勝負することにしました。
今回は、曲順もアルファベット順ではなく、一応流れも考えています。
とはいっても、構想2日(短すぎ…)、全然たいしたものではありません…。

クリックするとYouTubeなどに飛びます。

1. In The Rain/The Wooden Glass featuring Billy Wooten
2. ソウル・バンブー/村岡実
3. Stick Buddy/Nathan Davis
4. Freedom Jazz Dance/Les DeMerle
5. Moves/Doug Hammond
6. Oblighetto [J Dilla Remix]/Brother Jack McDuff
7. Urizen(Live ver.)/David Axelrod
8. Kaballa/Les DeMerle
9. What We Need/Phil Ranelin & Wendell Harrison
10. New Orleans/Nathan Davis
11. Canned Heat Suite/Les DeMerle
12. Move Your Hand/Lonnie Smith
13. We've Only Just Begun/The Wooden Glass featuring Billy Wooten
14. Sunset(Live ver.)/Lonnie Liston Smith

ラストの「Sunset」は、実際に入れたのは『LIVE!』収録の8分以上あるLIVEバージョンですが、見つからなかったので、オリジナルバージョンをリンクしておきました。

冒頭の「In The Rain」は、実際の音源では冒頭にさらに1分くらい観客の歓声が入っています。

14曲中6曲がLIVE、The Wooden Glass featuring Billy Wootenで挟んで、アンコールで「Sunset」。

途中も、ひたすらノリノリではなく、「Moves」と「What We Need」で一息つける流れにしてみました。

一言で言えば、「こんなLIVEが聴いてみたい」という選曲です。「Canned Heat Suite」→「Move Your Hand」がハイライトです。

The Wooden Glass featuring Billy WootenとNathan DavisとLes DeMerleですでに半分を占めていることもあり、前回と違って、さすがに統一感はありますね。





 

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2009.05.17

Terry Callier×Massive Attack

CDジャーナル<マッシヴ・アタックがプロデュース参加!“Mr.フリーソウル”テリー・キャリアーが5年ぶりの新作を発表>

最近は新作のチェックをほとんどしていないので全然知りませんでしたが、この組み合わせは!

先日UPした31曲 愛すべき音楽たちにも堂々ランクインした、Terry CallierとMassive Attack。

名曲だらけの2アーティストですが、31曲に入れたのはこの曲でした。





共に、何百回聴いたかわからない、名曲中の名曲。

そして、Terry CallierとMassive Attackは、過去にもコンビを組んでいます。
二つの世界が出会って生まれたのが、Massive Attackのベスト盤に新曲として登場し、今回のアルバムにも収録されている、この名曲。

「Live With Me」Massive Attack feat.Terry Callier


自分がTerry Callierの声に求める温かさ、ぬくもり、包容力と、Massive Attackの音に求める静寂、美しさ、低音の美学。
その二つの世界が出会った、夢のような音楽の世界。
今回は、どんな夢の続きを見せてくれるでしょうか。

国内盤のボーナストラックには「Ordinary Joe」の2008年のLiveと、「Live With Me」のLive Band Versionも収録されているみたいなので、こちらも凄く楽しみです。



 

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