2008.12.27

「大きなこどもたちの挽歌」

この前、「映画秘宝」は一番長い特集でも6ページだったのに、「キネマ旬報」がなんと13ページの特集を組んだという話を書きましたが、「映画秘宝」最新号、4ページの特集を組んできました。

ページ数では負けてますが、“密度”では断然上。

「キネマ旬報」と同じくアンソニー・ウォンとフランシス・ンのインタビューが載ってますが、当然こっちのインタビューの方が面白いです。

「映画秘宝」といえば、『ザ・ミッション/非情の掟』の紙屑サッカーや、『ヒーロー・ネバー・ダイ』でのワイングラス割り対決などのことを、「ただいま、男だらけの放課後」と見事に表現しましたが、今回の記事の中にあった「大きなこどもたちの挽歌」というのもいいですね~。

そういえば、少し前からネット上では情報が出てましたが、『跟蹤』公開の話もちゃんと出てました。
TOKYO FILMeXでは『アイ・イン・ザ・スカイ』という邦題でしたが、『天使の眼、野獣の街』に変わったようです。相変わらずひどい・・・。

『エグザイル/絆』ですが、前回のエントリーにコメントをいただきましたが、2日目日曜日の2回目、整理番号5番まで全員女性だったようです。
女性にも多くのトーさんファンがいるのは嬉しいことですが、世の中の男たちよ、それでいいのか!

トーさんといえば、当ブログでも何度も触れていますように、メルヴィルの『仁義』のリメイク『紅圏』と、同じくメルヴィルの『サムライ』にインスパイアされた『復仇』が控えていますが、そのメルヴィルの『ギャング』のリメイクで、東京では公開が始まっている『マルセイユの決着(おとしまえ)』。

マルセイユの決着(おとしまえ)


それに関連して、7ページのフィルム・ノワール特集が組まれていました。

“フレンチ・ノワール傑作選20”には、メルヴィルの4本の他にも、当ブログでもUP済の『さらば友よ』『シシリアン』なども。
この前触れたPodcastで町山さんが熱く語っていた『狼は天使の匂い』も入ってますね。これDVD化されてないみたいですが、ぜひ観たいなぁ。

『マルセイユの決着(おとしまえ)』ですが、『あるいは裏切りという名の犬』でも素晴らしかったダニエル・オートゥイユが主演で、モニカ・ベルッチが華を添え、脇に『仕立て屋の恋』のミシェル・ブラン。さらには、あのエリック・カントナの名前も。

フレンチノワールといえば、以前当ブログでも触れた『裏切りの闇で眠れ』、観るの忘れてました・・・。

→予告編も観れる『マルセイユの決着(おとしまえ)』公式サイトはこちら。

→ジョニー・トーINDEX



 

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*Comment

■>よしぼうさん

申し訳ありませんが、ネタバレしてそうだったので、途中まで読ませていただきました。

役者は“カッコ悪い”を巧く演じられてこそだと思ってますので、その点では楽しみです。

どこかでフランス版『グラン・トリノ』みたいなことが書いてありましたが、『グラン・トリノ』がいまいちだったとおっしゃっていたよしぼうさんには、これもそこまでだったのかもしれませんね。
自分は『グラン・トリノ』は最高だったので、そういう意味でも期待しています。
micchii |  2009.07.24(金) 16:56 |  URL |  【コメント編集】

■”やがて復讐という名の雨”

興味を持たれているようなので、
”やがて復讐という名の雨”について書いてみます。
私がウンザリしているというのはフランス映画といえば、もうオートゥイユなしでは語れなくなっている、それほどの”顔”になりつつあるのです。

しかしこの”やがて復讐という名の雨”の彼は、
一言でいうと”カッコ悪い”のです。
実際に登場シーンからヒドイのです。

主人公は刑事で、ある”事故”をきっかけに酒びたりになり、常に疑心暗鬼でまわりに心を開くことができません。
周りに頼りっぱなしで迷惑ばかりかけます。
そのうえ”自分がいないと事件は解決しない”と、うぬぼればかり強く、ライバルから平気で証拠を盗んだりします。

よくこんなヒドイ映画の主人公でも少しは”成長”したりしますが、そこはさすがフランス映画です。
ハリウッド映画みたいに変な妥協はせず、愛する者まで死に追いやるという最悪の結末を迎えます。

ダニエル・オートゥイユはやはり名優で芝居が上手いのでしょう。このイヤな奴を生きいきと演じてみせます。
カッコいいダニエル・オートゥイユばかりでなく、ファンであり、興味があれば必見の映画だとは思います。

よしぼう |  2009.07.21(火) 17:19 |  URL |  【コメント編集】

■>よしぼうさん

こちらも早速ご覧になられましたか!
たくさんご覧になられていて、羨ましいです。

ダニエル・オートゥイユ、「あるいは裏切りという名の犬」が素晴らしかったので、「やがて復讐という名の雨」にも期待しているんですが・・・。

写真で観る限り赤い画面はなんか違うだろと思っていますが、あまり気にならなくなりますか。
リノ・ヴァンチェラに勝るとも劣らぬ名演とのお言葉、かなり期待できそうですね!
micchii |  2009.07.21(火) 13:03 |  URL |  【コメント編集】

■やっと観ました!!

この前、映画を観に行った後、後一本観ようか迷った時、
なぜか「マルセイユの決着」をレンタルして家に帰りました。おかげで至福の時間を味わうことができました。

主演があまり好きではないダニエル・オートゥイユなので、少し不安でしたが、(「あるいは裏切りという名の犬」は好きですが、ハネケの「隠された記憶」や「やがて復讐という名の雨」でちょっとウンザリしていました)そんなものどこかに吹っ飛んでしまいました。

赤い画面が続くのが気にかかりますが、観続けていくとあまり気にならなくなります。
メルヴィルのオリジナルは未見ですが、ダニエル・オートゥイユはリノ・ヴァンチェラに勝るとも劣らぬ名演で、年取った殺し屋を演じています。
やはり、最初と最後の銃撃シーンが印象的でこの場面は繰り返し観てしまいました。
よしぼう |  2009.07.15(水) 00:34 |  URL |  【コメント編集】

■>あみさん

『マルセイユの決着(おとしまえ)』は自分もぜひ劇場に行きたいと思います。
『ハードボイルド』、いい感じのむかつき具合で、悪役冥利に尽きると思うんですけどね~(笑)
micchii |  2008.12.31(水) 11:01 |  URL |  【コメント編集】

■>Cardhuさん

確かにちょっと高いですが、今回は値段相応の価値はあったように思います。

アンソニー、『ハードボイルド』には逆の意味で相当思い入れがありそうですよね。以前も秘宝のインタビューで、ジョン・ウーとジョニー・トーが同じく評価されていることに不満そうで、レベルが違うだろと憤慨してました(もちろんトーさんが上)。

>『ワンダーガールズ』を「ジョニー・トーがスタイルを確立した作品」

これにはおいおいと思いました(笑)
micchii |  2008.12.31(水) 10:58 |  URL |  【コメント編集】

>『マルセイユの決着(おとしまえ)』
名古屋は1月10日からですね。こちらも楽しみです^^

それから私も『ハードボイルド』のねっとりとしたアンソニー・ウォン好きです(笑)
あみ |  2008.12.30(火) 14:59 |  URL |  【コメント編集】

相変わらず映画雑誌は定価で買わないを通してますが、今回はずいぶん時間をかけて立ち読みしました~笑

アンソニー・・・『ハードボイルド』はよっぽど嫌なんですね、笑 でも演じた本人にすら嫌われる悪役ってことで・・・私はあの映画好きです、笑 あと『ワンダーガールズ』を「ジョニー・トーがスタイルを確立した作品」というのもちょっとツボでした、笑
Cardhu |  2008.12.28(日) 00:22 |  URL |  【コメント編集】

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