2008.03.13
『デス・プルーフ』(クエンティン・タランティーノ)

くだらない、くらだなすぎる。(褒めてます)
今回は、タランティーノ最新作『デス・プルーフ』です。
グダグダ話が長すぎて勘弁してくれとの意見もあるようですが、タランティーノ相手にそれは無理な相談というものでしょう(笑)
それこそがタランティーノの真骨頂なのに、そこを楽しめないなら、初めから観ない方がいいような気がするんですが…。
とはいっても、たぶん全編の3分の2くらいは、本筋とは何の関係もないどうでもいい雑談。
仲のいい女性だけで集まるとああいう会話が交わされるのかどうかは男の自分には未知の領域ですが、まああんなものなんでしょう(笑)
そんな女の子たちを、改造した“デス・プルーフ仕様”のシボレーで抹殺しまくる、カート・ラッセル!

カート・ラッセル、女の子、車、ジュークボックス、アルコール、ラップダンス。これ以上何がいる?(笑)
しかもタランティーノ、監督・脚本だけでは飽き足らず、“女の子の足とお尻を好きなだけ撮るために”撮影も担当、もうやりたい放題。
テキサスでは、見事狙った女の子たちを皆殺しにしたカート・ラッセル。
が、次にテネシーで狙った相手が悪かった。
『バニシング・ポイント』を“アメリカ映画の最高傑作の1本”と信じて疑わない、ダッチ・チャレンジャーでシップス・マストをするスタントウーマンの女の子。
反撃に合い、「ごめんなさい」と急に情けなくなるカート・ラッセル最高!
カースタントを全て自分でやったゾーイ・ベル姐さんもっと最高!!
六本木でのU.S.A.公開版公開時には拍手喝采も起きたという、「THE END」の出るタイミングに爆笑。
写真は、“シャナ・バナナ”ことジョーダン・ラッド。
よく見かけるのは、後半の4人が横並びに歩いてくる写真ですが、ここは一番好みの子を載せるのが、タランティーノに対しての礼儀というものでしょう。
このジョーダン・ラッド嬢、母親がシェリル・ラッド。祖父がなんとアラン・ラッド。

凄い家系だなと思ってたら、もっと凄いのが一人。
“ジャングル・ジュリア”ことシドニー・ターミア・ポワチエ。
父親がシドニー・ポワチエ、母親がなんとあの、地球上全男子の永遠のミューズ、ジョアンナ・シムカス!
最後に、細かいところですが、“アヒル”にニヤリ。
たぶんですが、『コンボイ』の“ラバー・ダック”でしょう。
最高。
[原題]Quentin Tarantino's Death Proof
2007/アメリカ/113分
[監督・脚本・撮影]クエンティン・タランティーノ
[出演]カート・ラッセル/ロザリオ・ドーソン/ローズ・マッゴーワン/シドニー・ターミア・ポワチエ/ゾーイ・ベル/クエンティン・タランティーノ
→予告編 →他の映画の感想も読む
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コメントありがとうございます。
やはりお喋り部分は退屈でしたか(^^; まあでも、仰るようにそう感じた方が魔の手が忍び寄る感じをより味わえるかもしれませんね。
フィルムの傷やノイズはよかったですねぇ、自分はリアルタイムで70年代の映画館では映画を観たことはないですが(70年代後半生まれ)、雰囲気だけでも味あわせてもらえました。
前半と同じように後半もマイクがやりたい放題だったらそれはそれで面白くないわけですが、確かに詰めは甘かったですね…。
でも、急に情けなくなるカート・ラッセルは最高でした(笑)
やはりお喋り部分は退屈でしたか(^^; まあでも、仰るようにそう感じた方が魔の手が忍び寄る感じをより味わえるかもしれませんね。
フィルムの傷やノイズはよかったですねぇ、自分はリアルタイムで70年代の映画館では映画を観たことはないですが(70年代後半生まれ)、雰囲気だけでも味あわせてもらえました。
前半と同じように後半もマイクがやりたい放題だったらそれはそれで面白くないわけですが、確かに詰めは甘かったですね…。
でも、急に情けなくなるカート・ラッセルは最高でした(笑)
micchii |
2014.03.31(月) 22:10 | URL |
【コメント編集】
DVDでみました。
>グダグダ話が長すぎて勘弁してくれとの意見もあるようですが、タランティーノ相手にそれは無理な相談というものでしょう(笑)
それこそがタランティーノの真骨頂~中略~まああんなものなんでしょう(笑)
女性たちのおしゃべりも 退屈でしたが・・・その中で静かに カート演じた殺人鬼スタントマンマイクの魔の手が忍び寄る・・・ いいねえ~^^ 退屈な おしゃべりも 演出ってワケですね・・・
それに、70年代の フィルムの傷、ノイズを出して画質を悪くした質感の作品にしてましたね。さすがB級の味をださせたタラちゃんムービー。
>テキサスでは、見事狙った女の子たちを皆殺しにしたカート・ラッセル。
が、次にテネシーで狙った相手が悪かった。
前半では 彼の真骨頂( ”殺人鬼”として”スタントマン”として)といえる見せ場でした。
・・・が、後半は ガラリ一転 マイクは ”詰めの甘さ”を出してしまったため ゾーイたち女子3人から逆に反撃を受けてしまいリンチでぼこぼこに・・・
マイク視点でいうなら ゾーイたち3人もジュリアたちのようにカークラッシュで一気に始末するべきだった・・・もしくはカーチェイスのとき とどめに ゾーイたちの車をひっくり返して動けなくしてから逃げるべきだった。
襲撃するつもりが逆に狙われる標的(受身)の立場になると弱かった。殺人鬼といえども しょせんは人間です。二匹目のどじょうは通用しなかった
>グダグダ話が長すぎて勘弁してくれとの意見もあるようですが、タランティーノ相手にそれは無理な相談というものでしょう(笑)
それこそがタランティーノの真骨頂~中略~まああんなものなんでしょう(笑)
女性たちのおしゃべりも 退屈でしたが・・・その中で静かに カート演じた殺人鬼スタントマンマイクの魔の手が忍び寄る・・・ いいねえ~^^ 退屈な おしゃべりも 演出ってワケですね・・・
それに、70年代の フィルムの傷、ノイズを出して画質を悪くした質感の作品にしてましたね。さすがB級の味をださせたタラちゃんムービー。
>テキサスでは、見事狙った女の子たちを皆殺しにしたカート・ラッセル。
が、次にテネシーで狙った相手が悪かった。
前半では 彼の真骨頂( ”殺人鬼”として”スタントマン”として)といえる見せ場でした。
・・・が、後半は ガラリ一転 マイクは ”詰めの甘さ”を出してしまったため ゾーイたち女子3人から逆に反撃を受けてしまいリンチでぼこぼこに・・・
マイク視点でいうなら ゾーイたち3人もジュリアたちのようにカークラッシュで一気に始末するべきだった・・・もしくはカーチェイスのとき とどめに ゾーイたちの車をひっくり返して動けなくしてから逃げるべきだった。
襲撃するつもりが逆に狙われる標的(受身)の立場になると弱かった。殺人鬼といえども しょせんは人間です。二匹目のどじょうは通用しなかった
zebra |
2014.03.30(日) 22:39 | URL |
【コメント編集】
TBありがとうございます。
タランティーノ、外れはないですが(『キル・ビル2』はやや微妙か)、これはツボでしたね~。
ゾーイ姐さん、全部自分でやっているというのが凄すぎます!
本物のスタントウーマンとしても、スタントウーマンとしても一流なんでしょうね。
カート・ラッセル、確かに可哀想でしたね。
スネーク・プリスキンともあろう男が、ああもあっさりやられるとは(笑)
タランティーノ、外れはないですが(『キル・ビル2』はやや微妙か)、これはツボでしたね~。
ゾーイ姐さん、全部自分でやっているというのが凄すぎます!
本物のスタントウーマンとしても、スタントウーマンとしても一流なんでしょうね。
カート・ラッセル、確かに可哀想でしたね。
スネーク・プリスキンともあろう男が、ああもあっさりやられるとは(笑)
実は1週間位前にダンナがこっそりレンタルしてて…
勿論タランティーノは好きなので観たかったのですが、最近はなかなか観てなくて。
でも私の思わぬツボ映画になりました(笑)
いや~ホンマ、ゾーイ姐さんはカッコイイですねぇ(^^)
女から見ても惚れ惚れします。
ただ好きなカート・ラッセルが・・・(泣)
か、か、可哀想すぎっです(笑)
勿論タランティーノは好きなので観たかったのですが、最近はなかなか観てなくて。
でも私の思わぬツボ映画になりました(笑)
いや~ホンマ、ゾーイ姐さんはカッコイイですねぇ(^^)
女から見ても惚れ惚れします。
ただ好きなカート・ラッセルが・・・(泣)
か、か、可哀想すぎっです(笑)
わざわざありがとうございます。
以前、他のエキブロにコメントしようとした際にも同じようなことがありましたが、しばらく経ったら普通にコメントできたので、その時の運かもしれませんね。
気長にコメント入れさせていただきます(笑)
以前、他のエキブロにコメントしようとした際にも同じようなことがありましたが、しばらく経ったら普通にコメントできたので、その時の運かもしれませんね。
気長にコメント入れさせていただきます(笑)
micchii |
2008.03.21(金) 18:18 | URL |
【コメント編集】
このコメントは管理人のみ閲覧できます
|
2008.03.20(木) 01:18 | |
【コメント編集】
かっこいい姿から情けない姿まで、カート・ラッセル最高ですよ!
この前のOasisもそうですが、奇遇ですね~。
『冒険者たち』、感想はUPしてませんが、たまらなく好きです。
「人」の「夢」と書いて「儚い」、ラストの儚さは絶品ですね。
この前のOasisもそうですが、奇遇ですね~。
『冒険者たち』、感想はUPしてませんが、たまらなく好きです。
「人」の「夢」と書いて「儚い」、ラストの儚さは絶品ですね。
micchii |
2008.03.18(火) 12:18 | URL |
【コメント編集】
カート・ラッセルはだ~い好きなんで♪♪
シェリル・ラッドの娘さんは他の映画でも見かけるけど、ジョアンナ・シムカスの娘もおるとは。
実は今丁度レンタルでずっと気になって未見だった映画「冒険者たち」を借りています(笑)
奇遇だなぁ…いや…勝手にそう思い込んでいるだけです(^^;
シェリル・ラッドの娘さんは他の映画でも見かけるけど、ジョアンナ・シムカスの娘もおるとは。
実は今丁度レンタルでずっと気になって未見だった映画「冒険者たち」を借りています(笑)
奇遇だなぁ…いや…勝手にそう思い込んでいるだけです(^^;
お姐さんたちはただでさえ綺麗でしたが、カメラアングルも完璧でしたね(笑)
カート・ラッセルが出ているだけで、映画の評価が上がりますよね!
カート・ラッセルが出ているだけで、映画の評価が上がりますよね!
micchii |
2008.03.17(月) 17:18 | URL |
【コメント編集】
登場するお姐さん方を観ているだけでも楽しいひと時を過ごせますね。(笑)
それにカースタントとカート・ラッセルがおまけに付くんですから、なんの不満があるものでしょうか。
それにカースタントとカート・ラッセルがおまけに付くんですから、なんの不満があるものでしょうか。
オリジナルへの敬意が感じられない「リメイク」が乱発される中、愛情こもりまくりの「オマージュ」、余計に嬉しくなりますよね。
『プラネット・テラー』も楽しみです。
理由はわからないんですが、『グラインドハウス』のエントリーにコメントさせていただいたんですが、2回チャレンジして2回ともなぜか反映されませんでした・・・。
『プラネット・テラー』も楽しみです。
理由はわからないんですが、『グラインドハウス』のエントリーにコメントさせていただいたんですが、2回チャレンジして2回ともなぜか反映されませんでした・・・。
って感じでしたね。
『プラネット・テラー』との真の『グラインド・ハウス』バージョンで鑑賞しましたがロドが本当のパチもんの『バタリアン』っぽいのを仕上げてきたのに対しラス・メイヤーや70年代のカーアクションに対する愛情がこもったオマージュ映画を作ってきたクエンティン。2人の違いも面白かったですねえ。
『プラネット・テラー』との真の『グラインド・ハウス』バージョンで鑑賞しましたがロドが本当のパチもんの『バタリアン』っぽいのを仕上げてきたのに対しラス・メイヤーや70年代のカーアクションに対する愛情がこもったオマージュ映画を作ってきたクエンティン。2人の違いも面白かったですねえ。
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Quentin Tarantino\'s Death Proof 【2007年製作
2008/04/21(月) 20:10:23 | No one\'s perfect
DVDで観ました。劇場に出撃したかったんですけどねぇ~。相方があまり乗り気じゃなかったのと、「プラネット・テラー」との二本立てが近所でやってなかったのでスルーとなっておりました。
まあ、私的には「プラネット・テラー」の方が観たかったって言うのと、こっち?...
2008/03/15(土) 15:22:31 | samuraiの気になる映画
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