2002.05.24

No.3 愛すべきロベルト・バッジョ

前回はチームがテーマでしたが、今回は個人が対象です。好きな選手は多くいますが、その中でも特に大好きな選手たちを挙げていきたいと思います。今回は特別枠ということで一人だけ。別格という意味で尊敬の念を込めての単独登場です。

その選手の名はロベルト・バッジョ。ファンタジスタという言葉は易々と使われるべきでなく、彼のような選手にだけ許されるべきでしょう。

イタリアの至宝とも呼ばれる彼ですが、1994年アメリカ大会の彼はまさに神がかっていました。決勝でPKを外したことだけが今でもよく映像として流されますが、そこに勝ち上がるまでの点の入れ方はほんとに神がかり的でした。試合終了間際、アナウンサーが「これでロベルト・バッジョのワールドカップは終わってしまうのか」と叫んだ直後にゴールを決めた時にはほんとに鳥肌が立ちました。

ただゴールを決めるだけでなく、心に残るゴールを決めるのが彼です。それと、何より絵になります。シュートを打たなくても、パスをしなくても、ただピッチに立っているだけで十分に絵になります。こんな選手はそうはいません。

フランス大会で監督がバッジョではなく、デルピエロに重きを置いたのには、怒りを通り越してあきれました。もちろんデル・ピエロも最高の選手の一人ですが、あの時点では間違いなくバッジョの方が上でした。バッジョが試合開始から出ていればフランス戦の結果はまた違っていたかもしれません。

そのバッジョも、残念ながら今回のワールドカップにはやってきません。怪我から奇跡的な早さで回復し、2ゴールを決め最後のアピールをした彼でしたが、トラパットーニ監督には届かなかったようです。

確かに、ヴィエリ、インザーギ、デルピエロ、トッティと文句なしの攻撃陣に彼の入る余地がなかったのも事実です。しかし、確かに上の4選手も世界トップレベルのアタッカーですが、そんな最高の攻撃陣をもってしても大一番では点を取れないのがイタリアです。3大会連続PK戦敗退という屈辱的な結果に表れているように、いざという時に点が取れないのです。

毎回イタリアを応援している自分としてはこれほど歯がゆいことはありません。大一番で点が取れないのは、イタリア攻撃陣には、技術や戦術や体力を超えた、何かが欠けているような気がします。確かに名前を見てもわかるように実力的には文句なしです。しかし、そこには何かが欠けているんです。

その「何か」を持っている唯一の選手がロベルト・バッジョでした。何かが起きそうな予感をさせ、その予感を現実のものとしてきたのが彼でした。イタリアが最後の一線を越えるためには彼の力は必要なはずです。

確かに怪我がちで常にベストコンディションとはいかず、全試合スタメンというわけにはいかないでしょう。しかし、たとえ後半30分からの出場でも、彼なら何かを起こしてくれそうな気がします。そういう意味で今回の落選はほんとに残念です。

この間(メンバー落選後です)インタビューで、この期に及んでワールドカップ優勝の夢はまだ捨ててないと話していた時には、それでこそバッジョと思いましたが、その夢への挑戦に疲れたら、ぜひ日本でプレーしてください、絶対に応援に行きます。



 

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