2006.11.28

『リンダ リンダ リンダ』(山下敦弘)

リンダ リンダ リンダ

ドブネズミみたいに美しくなりたい♪

ミュージカル映画でうだうだと語ってもしょうがないように、この映画も、とにかく見て、聞いて、触れていただくのが一番早いですね。

ストーリーは青春映画の王道で、予想通りに話は進んでいきますし、目新しいことは何もありません。

ただ、全てを吹き飛ばすのが、ペ・ドゥナの圧倒的な存在感。
彼女が“リンダ リンダ~!”とシャウトした瞬間、もう平伏すしかありません。

リンダ リンダ リンダ ペ・ドゥナ

決して上手くはなく、声量があるわけでもありませんが、一発で心を持っていかれます。
ストーリーの進行と平行して歌も上手くなっていきますが、ラストのステージでの歌は本当に素晴らしい。

彼女のちょっととぼけたキャラも見事にはまっていて、恵の元カレにいきなり「元カレ?」と聞いてびっくりさせるくだりや、韓国語を覚えて告白してきた男の子への反応など、彼女ならではの味わいですね。

一人でカラオケボックスに行くくだりも最高。
ドリンク付しかダメだと店員、ドリンクはいらないから歌だけ歌わせろとペ・ドゥナ。
延々続く攻防が楽しめます。
ブルーハーツの練習に行ったのに、いつの間にか「Can You Celebrate?」歌ってるし(笑)

ラストのステージも素晴らしいですが、最高の名場面は、誰もいない夜の体育館で、ペ・ドゥナが一人でメンバー紹介をするところ。
実際に文化祭本番ではメンバー紹介はしないので、ペ・ドゥナが一人自分の世界に入っているシーンですが(だからここは台詞も韓国語)、このシーン好きだなぁ、ここだけ何回も観ちゃいました。

「じゃここで、連日続く徹夜の練習で睡眠不足状態のメンバーを紹介します。

ドラム!練習さぼるけど、かわいい響子!

ベース!料理ちょっと味濃いけど、あんまり喋らないけど、キュートな望!

ギター!気い短いし、怒ると一番恐いけど、でも一番優しい、アタシを誘ってくれた恵!

そしてボーカル、ソン!」

たった3日の付き合いなのに、3人のことをちゃんとわかっていて、もう立派な仲間なんですよね。

あと、全体的に高校生の頃の青春してるな~って感じが出てていいですね。
備品室に呼び出して告白とか(笑)

今時の高校生は、告白も電話やメールなんでしょうか。
自分の頃は、さすがに備品室に呼び出しというのはなかったですが、まあ似たようなものでしたからね(笑)

ペ・ドゥナは「リンダ・リンダ」「僕の右手」「終わらない歌」の3曲を披露してくれますが(もちろん3曲とも日本語)、彼女が歌う「情熱の薔薇」が聞いてみたいなぁ。

サントラは即買いでしたが、たぶんパーランマウム(バンド名。劇中ペ・ドゥナがステージ上で言っても、メンバー含め誰も意味がわからずキョトンとしてましたが、韓国語で“青い心”=ブルーハーツという意味のようです)のCDも買ってしまうでしょう(笑)



2005/日本/114分
[監督・脚本]山下敦弘
[出演]ペ・ドゥナ/前田亜季/香椎由宇/関根史織/松山ケンイチ/小出恵介

→予告編 →他の映画の感想も読む

【関連記事】
『もらとりあむタマ子』(山下敦弘)

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*Comment

■>meso様

初めまして、コメントありがとうございます。
かったるそうにしてるところ、そうですよね。不自然に熱くないところがいいですね。
ペ・ドゥナはまだまだ観てない作品ばかりなので、少しずつ観ていきたいと思っています。
micchii |  2006.12.14(木) 13:03 |  URL |  【コメント編集】

■>hi-chan

淡々としてるところがリアリティにつながっているかもしれませんね。
屋上でのやりとりでも、1人が熱いことを言っても、そうそう!ってならずにみんなでちゃかしたり、高校生ってあんなものですよね。
ペ・ドゥナのブルーハーツいいです、「情熱の薔薇」だけでなく「青空」や「トレイン-トレイン」も聞いてみたい、フルアルバム出してくれないかなぁ(笑)
そういえば、密かにカン・ドンウォンのファンでしたね。ブログでちょくちょく語ってらっしゃるので、密かでもないか(笑)
micchii |  2006.12.14(木) 13:01 |  URL |  【コメント編集】

■こういうものもいいですね

はじめまして。普通の青春映画なんだけど、かったるそうにしてるところが今風だな、って感じます。ペ・ドゥナはいいキャラですね。動きもなんか独特でしたし。
meso |  2006.12.12(火) 17:16 |  URL |  【コメント編集】

■コメント遅くなりました~

こちらにお邪魔するのも久しぶり・・・すみません。
淡々としてるけど、リアリティのある映画だなという印象の映画でした。
ブルーハーツの曲、つい口ずさんでしまいます(笑)。
ペ・ドゥナは、個性的ですよね。「威風堂々な彼女」というドラマの存在は知ってました。カン・ドンウォンも出てるので・・・(苦笑)。
いつか観る機会があるかも?
hi-chan |  2006.12.12(火) 10:56 |  URL |  【コメント編集】

■>loth様

ペ・ドゥナいいですよね~。
「KARAOKE」って世界共通語かと思ったんですが、韓国では別の言葉があるんですね。

>歌をうまく歌うことは念頭にないみたい(笑)

なるほど、確かに勢いで勝負している感があります(笑)

『威風堂々な彼女』、今はドラマまではちょっと手が回りませんが、時間ができたらぜひ観てみたいと思います。
micchii |  2006.11.30(木) 15:13 |  URL |  【コメント編集】

■観てみたいです

ペ・ドゥナ大好きです。

この映画観てみたいです。彼女はカッコいいですよね。

韓国の方はカラオケが大好きで、韓国語でカラオケをノレバンと言いますが、ほとんどの人がドラマで見る限りシャウトしてます。老若男女歌って踊って弾けるシーンをよく見ます。歌をうまく歌うことは念頭にないみたい(笑)気持ちよさそうです。

ペ・ドゥナのドラマで『威風堂々な彼女』という作品がありますが、その中でもペ・ドゥナは炸裂しています(笑)

この映画はmicchiiさんがアップするくらいだから相当いいんですね。

機会があったら『威風堂々な彼女』も観てください(笑)無理かもしれませんが、ペ・ドゥナが好きなら必見かと思われます(^_^)b
Loth |  2006.11.28(火) 21:01 |  URL |  【コメント編集】

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*******************ストーリー*******************かつて潜水艦で日本を救った香椎由宇ちゃんは戦後、普通の女子高生になりました。平和憲法でローレライシステムは封印されてしまいましたが、ボディにピッチリの服で水につかっていないと気持ちが落ち着かない彼女は、仕方
2006/12/10(日) 02:30:32 | 自主映画制作工房Stud!o Yunfat 映評のページ

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