2006.08.31

『ボーン・スプレマシー』(ポール・グリーングラス)

ボーン・スプレマシー

今回は、“ハラハラドキドキ!”(まだまだ募集中です!)へ投稿していただいた中から、グラ様ご推薦、『ボーン・スプレマシー』です。
グラ様、ありがとうございます!

あぁ、劇場で観なかったことを激しく後悔。
ロシアでのカーチェイスを大きなスクリーンで観たかった…。

これは、1作目は劇場で観ていますが、普通は続編は1作目を越えることはないのに、1作目なんか比べものにならないくらい、こっちのが遙かに素晴らしい。

先日『M:i:Ⅲ』を観たばかりなので余計にそう感じますが、何が素晴らしいって、CIAでNo.1だったジェイソン・ボーンのプロの技をひたすら堪能できるところ。

ボーン・スプレマシー

劇中でも言われていたように、彼の行動には一切の無駄がなく、全ての行動には理由がある。
彼の手にかかっては、喉を潤すために買ったと思われるミネラルウォーターすら武器になり、雑誌とトースターを使った簡易時限爆弾装置のシークエンスなんか、これぞプロの技。

あらゆる知識とテクニックが体の隅々まで叩き込まれており、どんな状況下に置かれても、瞬時の判断でベストな答えを行動に移す。

家の外に迫りくる追っ手を察知したその瞬間、部屋の中を見渡し、雑誌とトースターに目を止めるやいなや、わずか数十秒後には追っ手たちは吹っ飛び、一人立ち去るボーン。

『M:i:Ⅲ』みたいに、女性が絡んでこないところもいい。
束の間の休息を共に過ごしたヒロインは、冒頭であっさり殺し屋に葬られ、二人が映っている写真がたまに映るものの、ひたすら孤独。

インド、ナポリ、ベルリン、モスクワ、どこに行こうと、CIAや現地警察やロシアの殺し屋に追われ、それでもたった一人で全てを相手にするボーン。

凡百のアクション映画のように、ワイヤーやCGによって超人的に強い主人公ではなく、殴られもすれば背後から撃たれもする。
それでも、最後のところでは絶対に相手の一歩上をいく。

ラストの終わり方も完璧でしょう。
近年のハリウッドアクション映画では出色の出来。
『ミッション・インポッシブル』シリーズなどもはや相手にすらなっていないレベル。
3作目は絶対劇場に観に行きます。



[原題]The Bourne Supremacy
2004/アメリカ/108分
[監督]ポール・グリーングラス
[脚本]トニー・ギルロイ/ブライアン・ヘルゲランド
[出演]マット・デイモン/フランカ・ポテンテ/ジョーン・アレン/ブライアン・コックス/ジュリア・スタイルズ/カール・アーバン/ミシェル・モナハン/クリス・クーパー

→予告編 →他の映画の感想も読む

【関連記事】
『ボーン・アルティメイタム』(ポール・グリーングラス)
『ボーン・レガシー』(トニー・ギルロイ)
『ジェイソン・ボーン』(ポール・グリーングラス)

 

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*Comment

■>lomo様

TB&コメントありがとうございます。
フランカ・ポランテのファンだと1作目になりますね、2作目ではすぐ死んじゃいますから(笑)
ベルリンでの格闘から、雑誌を使っての簡易時限爆弾装置につながるシークエンスは、思わずおぉ~っと声が出るほど素晴らしかったです。
3作目のタイトルは『ボーン・インザUSA』ですか、ちょっと微妙ですね・・・。
micchii |  2006.09.15(金) 13:03 |  URL |  【コメント編集】

■宮崎あおい

こんにちは、そういえば映画館で観たのを忘れていましたorz・・・。
DVDでも観たのですが【フランカ・ポランテ】が好きな私は『アイデンティティ』派なんですw・・。

ロシアの少女はなんとなく【宮崎あおい】に似ていると思いました。
「ベルリン」での【マーソン・ソーカス】との格闘が良かったです・・・。
「第3作目」のタイトルは『ボーン・インザUSA』になりそうですね・・・。

lomo |  2006.09.13(水) 16:50 |  URL |  【コメント編集】

■>けろにあ様

おっしゃるように、ロシアの少女のくだりは、謝るだけかい!と思いましたが、直前のカーチェイスがあまりに凄かったのと、直後の粋なラストシーンに唸ったので、間に挟まれて帳消しになりました(笑)
micchii |  2006.09.01(金) 15:11 |  URL |  【コメント編集】

■>cardhu様

TB&コメントありがとうございます。
1作目派もいるんですね、比べるまでもないくらいこっちのが上だと思うんですが・・・。

スコセッシは、「タクシードライバー」のスコセッシなら期待大なんですが、最近のスコセッシでは・・・ですよね。
「まっと・でぃもん」は意外とやりますね。
micchii |  2006.09.01(金) 15:07 |  URL |  【コメント編集】

■>グラ様

こちらこそ素晴らしい映画をお薦めしていただいてありがとうございます。
普通のハリウッド映画では、あんなにあっさりとヒロインが死んじゃうことなんてありえないので、それだけでもおぉ~っ!と思いました。
カーアクションはほんとに凄かったですよね。
ポール・グリーングラス監督、まだ観てませんが公開中の「ユナイテッド93」もそうですよね。
新作が楽しみな監督がまた一人増えました。
micchii |  2006.09.01(金) 15:02 |  URL |  【コメント編集】

■ちょっと引っ掛かるんです

micchiiさん、こんばんは。
かなり前に見たので、細かいところは忘れちゃってるんですが、私もアクションやテンポのよさやボーンの孤独な感じは断然1よりよかったと思いました。
が、ロシアの少女に会いに行きましたよね、確か。
あそこがちょっと引っ掛かったんですよね。
え? 謝るだけ?って。
あそこはすごく重要なポイントだと思ったので、ガクってきたことを覚えています。
よって、私の中では「惜しい作品」に分類されています(笑)
けろにあ |  2006.08.31(木) 21:35 |  URL |  【コメント編集】

■トラックバックさせていただきました!

この作品はなぜか1作目派と2作目派に分かれるみたいですね…私も圧倒的に2作目の方が上だと思うのですが。

スコセッシとディカプリオには期待してませんが、このマット・ディモンをみると「無間道」リメイクもひょっとして?とちょっと期待してしまいます。
cardhu |  2006.08.31(木) 20:51 |  URL |  【コメント編集】

■ありがとうございます

こんなに早く観てもらえると思ってませんでした(笑)。
私も、前作のヒロインがあっさり死んじゃったところが好きです。
あと物凄いカーアクション!「マット逃げて~」と本気で思いました。
それまでマット・デイモンは苦手だったんですが、
ジェイソン・ボーン役は、もう彼しかありえないですね。
3作目も、ポール・グリーングラス監督でお願いしたいです。
グラ |  2006.08.31(木) 19:26 |  URL |  【コメント編集】

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