2006.08.17

『さらば友よ』(ジャン・エルマン)

さらば友よ

今回は、男ならこれを観ろ!(まだまだ募集中です!)へ投稿していただいた中から、JB's様ご推薦、『さらば友よ』です。
JB's様、ありがとうございます!

観てないなんて恥ずかしくて言えないくらい有名な作品ですが、ようやく観れました。

まずは、オープニングから、フランソワ・ド・ルーベの音楽がむちゃくちゃかっこいい。
いっぺんに心を奪われます。

アルジェリア戦争末期のマルセイユの港、船から降りてきた帰還兵たちの中に、軍医バラン(アラン・ドロン)と雇われの戦争屋プロップ(チャールズ・ブロンソン)の姿があった…。

一応サスペンス仕立てでもありますので、話の筋を書くのはやめておきましょう。

そんなことよりも、この映画はとにかくアラン・ドロンとチャールズ・ブロンソン。
当ブログでは、『レッド・サン』以来のコンビです。

さらば友よ

つきまとわれたくないのに、執拗にドロンを“仕事”に誘うブロンソン。
それが、逆にブロンソンの方がドロンの“仕事”を強引に手伝うことに。

この二人、とにかくよく殴り合います。
実際に本気でやりあったらブロンソンの方が強いでしょうが、映画の中では互角。

さらに、換気の効かない地下室に閉じこめられた二人、とにかく暑いので、二人とも上半身裸。
流れ落ちる汗、部屋の中のむんむんした空気がこちらにまで伝わってきます。
淀川先生なら話が違う方向にいっちゃいそうですね(笑)

さらに、1万通りはある金庫の暗証番号を、三日三晩かけて試し続ける気の遠くなる作業。
この組み合わせなら開くのでは?という時の、息を飲むサスペンス。

あと、コインを使った賭けにも触れないといけませんね。
グラスに飲み物を溢れんばかりにいっぱいにし、5枚入れることができるかと、1枚、また1枚とコインを入れていきます。
公開時には誰もが真似したといろんなところで聞きましたが、なるほどこれは真似したくなりますね。
今度自分も挑戦してみます。

そして、詳しくは知らなかった名高いラストシーン。
JBs'様曰く、「漢の聖火リレーの先頭集団、ドロン&ブロンソン」、そのお言葉の通りでした。

今までたくさんの映画を観てきて、大好きなラストシーンも数え切れないほどありますが、5本の指に入るどころか、一番好きかもしれません。

まさに“男ならこれを観ろ!”な、極上のラストシーン、このかっこよさはちょっとやばいでしょう。
どうかっこいいかは観てのお楽しみということで。

そして最後はやっぱり、こう呟いておきましょう。
“イェ~”。



Apple Musicでサントラを聴く♪


[原題]Adieu l'ami
1968/フランス/115分
[監督]ジャン・エルマン
[音楽]フランソワ・ド・ルーベ
[出演]アラン・ドロン/チャールズ・ブロンソン/ブリジット・フォッセー

→予告編 →他の映画の感想も読む

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*Comment

■>トム(Tom5k)様

お気に入りリンクに入れていただいてありがとうございます、光栄です。
こちらからもリンク貼らせていただきました。
一つのことに特化したブログというのは素晴らしいですね、ドロンのことならトムさんのところへ伺えば何でもわかりそうですし。
自分もジョニー・トー監督についてはかなりの数のエントリーを書いていますが、記事の深さが天と地の差です・・・。
今後とも宜しくお願い致します。
micchii |  2006.12.13(水) 13:04 |  URL |  【コメント編集】

micchiiさん
お気に入りリンクにこちらを貼らせていただきました。よろしかったでしょうか?
わたしのブログは、アラン・ドロンばかりの記事ですが、これからも、たまに遊びにきてください。
単純にいうと彼の映画は、一言「面白い」です。
では、また。
トム(Tom5k) |  2006.12.11(月) 20:50 |  URL |  【コメント編集】

■>トム(Tom5k)様

お許しくださいなどとんでもありません、今回もTB&コメントありがとうございます。
先日の『シシリアン』の際に、『さらば友よ』のエントリーも拝見させていただいていました。
確かに、アラン・ドロンは自分自身より周りを輝かせてしまうところがあるかもしれませんね。
特に『さらば友よ』は、自分のかっこよさを際立たせるためにブロンソンを選んだらブロンソンの方が目立ってしまったという、なんとも皮肉ですね・・・。
『サムライ』はまだ観てないんですよ・・・。“男ならコレを観ろ!”にも2票入ってますし(1票はにじばぶさん)、凄く楽しみにしてるんですが。
エントリーは鑑賞後にじっくり読ませていただきますね。
そういえば、アラン・ドロンといえば、自分が一番好きな香港のジョニー・トーという監督と組んで(ドロンのご指名のようです)、来年香港で映画を撮るんですよ。
もしジョニー・トーをご存じなければ、ノワールの大傑作『ザ・ミッション/非情の掟』、ぜひご覧になってみて下さい。
micchii |  2006.12.11(月) 13:06 |  URL |  【コメント編集】

micchiiさま、連日のTB・コメント、お許しください。
御覧になられている作品は、チャールズ・ブロンソンやジャン・ギャバン、ジョアンナ・シムカスが印象的で、アラン・ドロン単独の傑作って、なかなか無いんですよんえ。だから、彼の代表作が『太陽がいっぱい』になってしまう。
コメントを読ませていただきましたが、『サムライ』は、御覧になられました?これは、かれの単独作品で最もすぐれているもののひとつです。
もし、観る機会があれば、記事のアップをお知らせ下さい。
では、また。
トム(Tom5k) |  2006.12.08(金) 22:02 |  URL |  【コメント編集】

■>JB's様

ブロンソン、B29で東京大空襲というのは、前に何かでブロンソンのプロフィールを読んだ時に知って、へぇ~と思ったものでした。

ドロンが吉原で一軒貸切、らしくていいですね~。

「イェ~」、しばらくの間思わず口から出てしまい焦りました(笑)
micchii |  2006.09.02(土) 16:53 |  URL |  【コメント編集】

■いえいえ、どういたしまして

ブロンソンといえば日本に来たことがない大スターの一人ですが、実は一度だけ来日したことがあって、それが東京大空襲。B29に乗ってたそうです。以降、一度も日本の土を踏んだことがない。あ、B29の時も踏んでないか。

対照的にドロンは親日家で何度も来日しました。その都度、吉原あたりで一軒貸切にしてたらしい。この人、本物の暗黒街関係者だからありえない話ではない。イェ~
JB's |  2006.09.02(土) 13:52 |  URL |  【コメント編集】

■>詩音魔様

初めまして、コメントありがとうございます。
この映画ではブロンソンに喰われてましたが、『太陽がいっぱい』『冒険者たち』など、いいですよね~。
『シシリアン』と『地下室のメロディ』はまだ観てないんですが、ビデオをオークションで落札済ですので、観るのが楽しみです。
あと、未見の中ではやっぱり『サムライ』が一番観てみたいです。
今後とも宜しくお願い致します。
micchii |  2006.08.30(水) 12:39 |  URL |  【コメント編集】

■あぁよかった、私のような人もいる

はじめまして
ドロン ブロンソン もう忘れられた大スターだと思っていました。やはりまだ見ている人がいるというだけで、古典映画ばかり見ている私にはほっとできました。「太陽がいっぱい」のアランドロンはフランス小説「赤と黒」の主人公に通じるものがあり、男前はともかくいい役者だと思ったのでした。
詩音魔 |  2006.08.29(火) 23:20 |  URL |  【コメント編集】

■>ゴーシュ様

コメントありがとうございます。
奥様に叱られてしまいましたか・・・。女性にはブロンソンの魅力はわからないんでしょうね。
コインの賭け、飲み屋でやられましたか!やっぱり映画館でご覧になったら、やらずにはいられませんよね。
リンクに追加していただいてありがとうございます!こちらも追加させていただきます。
今後とも宜しくお願い致します。
micchii |  2006.08.21(月) 13:23 |  URL |  【コメント編集】

■ブロンソンに聞きたい!

こんばんは. 深夜に寄りました.
ここ数日,15屋では書庫の大規模なシェイプアップ中なのですが,整理中,STUDIO VOICEの「男の世界-ブロンソン大陸で会おう-」が出てきて,思わず読み込んでしまい,妻に叱られました….
この作品は,学生の時に小さな映画館で見ましたね.コインのくだりは,やはり飲み屋でやりました.(飲んでばかりですな…笑)
“男ならこれを観ろ!”には必須の作品かもしれませんね.

追伸,貴ブログを小生サイトのリンク集に掲載させていただきました!今後ともよろしくお願いします.
ゴーシュ |  2006.08.19(土) 01:51 |  URL |  【コメント編集】

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