2013.06.20
『グランド・マスター』(ウォン・カーウァイ)

Twitterでのつぶやきをまとめておきます。
6/2
ウォン・カーウァイの撮るチャン・ツィイーはどうしてこうも美しいのか。アップであの美しさはヤバい!特におでこ!世界一美しいおでこ!チャン・ツィイーのおでこに見とれているうちに映画が終わる。そして、まさかのエンニオ・モリコーネ!これはたまらん…。
6/4
2回目。うわっ、こっちのバージョンのがいい。国内盤ソフトは映画館のと同じだろうから、やっぱり香港盤Blu-rayも買わないとだめだなぁ。細かいところではちょくちょく違いますが、なんといってもこの煙草の火のつけ方!

あと、これは結構重要なシーンだと思いますが、このシーンも映画館で観た時はなかったですね。それに何よりも、最初と最後に余計なものがついていないのが一番大きい。最後のはある意味サービスカットではありますが、蛇足ですからねぇ。

ちょっとした編集の違いでも、結構違ってくるよなぁなんてシーンもちらほらありますが、これはもう1回映画館で観てからでないと、ちょっと記憶が怪しいかも。
あのありえないほど長い列車、100両くらいはあるんじゃね?と思いながら映画館で観ていましたが、じっくり観てみると、たぶん100両どころじゃないw
6/8
さあ問題のこの映画…。この前あんな感想の書き方をしたのには理由があって、あえて他の部分は書きませんでした。でも、『るろうに剣心』の時もそうでしたが、やはり書くべきことは書いておかないとダメですね、フォロワーさんから総攻撃を食らいそうですが(^^; 以下連投。
劇場では2回目。トニー・レオンはブログにINDEX作っているくらい大好きな俳優ですし、チャン・ツィイーは別にファンでもないですが、やっぱり今回は文句なしに彼女の映画。王家衛のミューズはトニーのはずなんだけどなぁ、おかしい…。初見で思った唯一にして最大の不満はやはり解消されず。
一言で言えば、葉問が少しも強そうに見えない、これに尽きる。二度も骨折するくらい猛特訓を積んだトニーに罪はなく、起用した王家衛が悪いとしか言いようがない。今以上に大河ドラマとして撮るならトニーは最高のキャスティングですが、これだけアクションがあると正直苦しい。
もちろんトニーはアクションが専門ではないので、実際に“動ける”必要はなく、“強そうに見えれば”それだけで十分なわけですが、残念ながら見えない。本人の動きだけでは強さを表現できないので、代わりにこれでもかと“吹き飛ぶ敵”を強調する羽目になって、これが逆効果。
カミソリとの対決をカットしたのが残念という声がかなり聞かれますが、これはカーウァイとしては正解ではないでしょうか。動きのレベルに差がありすぎて、二人が対決しても“頂上対決”にはまったく見えないでしょう。念のため繰り返しますが、トニーのせいではありません…。
それを補って余りあるくらい、ツィイーが圧倒的に素晴らしい。前回はふざけておでこを強調しましたが、表情、佇まい、所作、決め台詞、涙、闘いの中での、指先まで神経が行き届いた手の動き、華麗な足さばき、一挙手一投足にもう痺れまくり。彼女を観るためなら何回でも観たい。
6/20
http://p.twipple.jp/zWWrd の時点ですでに“その時、彼との距離は0.1ミリ。57時間後、私は彼に恋をした”なのに、さらに http://p.twipple.jp/o4EgK だからなぁ(涙) 『欲望の翼』風に言えば、「この3分を忘れない」。


[原題]一代宗師
2013/香港/123分
[監督]ウォン・カーウァイ
[撮影]フィリップ・ル・スール
[衣装デザイン・編集]ウィリアム・チャン
[音楽]梅林茂/ナサニエル・メカリー
[武術指導]ユエン・ウーピン
[出演]トニー・レオン/チャン・ツィイー/チャン・チェン/マックス・チャン/ワン・チンシアン/ソン・ヘギョ
→予告編 →他の映画の感想も読む
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ウォン・カーウァイ監督のカンフー映画、「グランド・マスター」を見てきました。
なるほど、ウォン・カーウァイがつくると、カンフー映画はこうなるのね。
カンフー映画というと...
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