2013.02.19

『強奪のトライアングル』のBlu-rayは特典映像のインタビューが必見!

この前Twitterの方でもちらっと書きましたが、今回のBlu-rayは特典映像が素晴らしい!
ということで、少し詳しくこちらでも。

強奪のトライアングルBD1


●メイキング
この部分は、それぞれのインタビューの部分と結構被っています。
この映画、執行導演はソイ・チェンですが、ちらっと映っていましたね。


●未公開シーン集
それぞれが30分しか持ち時間がないので、やっぱり未公開シーンがありましたね。
本編のままでも特にわからないところはありませんが、やや唐突な場面もあるので、その合間を埋めるという意味では、よりわかりやすくなるかとは思います。

役者的にはラム・カートンとケリー・リンのシーンが多い。メインの3人ではないのでカットされていますが、特にカートンのファンにはたまらないでしょう(笑)

雪ちゃんは、オハヨー!よりさらに強烈な、上映不可能なシーンがあるかと期待しましたが、残念ながらありませんでした(爆)


●監督インタヴュー
カンヌでの英語でのインタビュー。『映画監督ジョニー・トー 香港ノワールに生きて』同時上映のスペシャル対談と結構被っています。

この企画自体がツイ・ハークのアイデアということもあり、中心になって答えているのもツイ・ハーク。

トーさんはあくびも(笑)
「僕は話を終わらせる役だったから、話には絶対サプライズを仕掛けたかった」とトーさん、雪ちゃんサプライズすぎ(爆)


●キャストインタヴュー
■ルイス・クー
主演のルイス、ヤムヤム、スン・ホンレイが監督3人を演じるとしたら、誰が誰をという話題では、ルイスがトーさん、理由は、やんちゃだから(笑)
でも、僕の方がもっとやんちゃだとルイス(笑)

■サイモン・ヤム
今回の特典映像のハイライト。
こういうのって、たいていは、監督・共演者について、映画の見所について、撮影中のエピソードについて、みたいな感じで質問がワンパターンですが、今回はインタビュアーの質問が素晴らしく、それに対するヤムヤムの答えがまた素晴らしい。

中でも興味深かった質問の一つが、「監督たちを一文字で表現すると?」
ツイ・ハークとリンゴ・ラムは見てのお楽しみとしておきますが、トーさんは「迷」でした。

それについての内容はもちろん、その中での友情のくだりもいいなぁ。
「彼の底なしの情熱とか、永遠に注ぐ愛情。古くからの友人に対しても、新しい友にも、友情を注ぎ続ける。撮る映画の中にも必ず永遠の友情を描く。20年前も、今この時も、その友情は変わらずに存在する。」

そして、今回一番素晴らしかったのが次のくだり。やや長いですが、ここはそのまま引用します。

「あなたにとって、観客にとって、いわゆる“香港映画”とはどんなイメージでしょう。3監督はすでに巨匠ですが、“香港映画”の四文字に香港の人々はどんなイメージを描くのか、あなたならどう説明を?」

「この作品は昔の香港映画を思い出させる。監督なら誰でも良い作品を撮りたい。香港映画にも、まだ希望はある。

今は香港人も欧米の作品をいくらでも見ることができる。見たところアメリカ映画はヒットしてるが、ヨーロッパ映画は成功しない。
興行成績で作品の優劣を語ることはできない。

ヨーロッパ映画はヒューマニズム重視の傾向、心の交流を描く作品が多い。アメリカ映画は商業映画だ。
いま香港で暮らすことに重圧を感じている人は多いと思う。
だから頭を使わなくていいアメリカ映画の3Dを多用した娯楽性にはまるんだ。

映画というのは、人間の交わす情が優先されるべきと思う。
友人に接する時に抱く感情と同じような見方で、香港映画を見直してみてほしい。

僕は香港で育った、生活は香港にある。香港らしい香港映画をきっとまた撮る。
例えば『天使の眼、野獣の街』、あれはまさしく“香港映画”だった。香港と香港人の持つ特色が全編に描かれている。パイナップル・パン、トラム、目抜き通り、裏通り、猛スピードで繁華街を行く人々、街のリズムがハイテンポ、特色だらけだ。

香港人には香港で香港映画を応援してほしい。その応援で監督も頑張れるし、香港らしい香港映画を撮れる。夢の実現には、欧米の映画だけでなく、香港の人情で香港映画に支持を」

『映画監督ジョニー・トー 香港ノワールに生きて』の中でトーさんも“香港映画”への想いを語っていましたが、まさにこの部分がトーさんの映画に惹かれる一番の理由なんでしょうね。

トーさんの映画で一番好きな『スリ』の感想は、このように締めくくりました。

「香港の街並みと、そこに生きる人たちへの、トーさんの溢れんばかりの想いが炸裂した、愛すべき極上の小品」


●予告編集
■オリジナル予告編
■ニュー香港ノワール・フェス劇場予告編


映画ももちろん凄く面白いですが、サイモン・ヤムのインタビューの部分だけでも、今回はソフトは必見です!

<関連記事>
『強奪のトライアングル』(ツイ・ハーク/リンゴ・ラム/ジョニー・トー)

→ジョニー・トーINDEX



 

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