2004.08.05

『リトル・ダンサー』(スティーヴン・ダルドリー)

リトル・ダンサー

またまたイギリス映画となってしまいましたが、あえて選んでいるわけではなく、好きな映画を選んだらたまたまイギリス映画となっているだけです。がんばれ他の国!

今回もイギリス映画必殺の炭鉱もの。そして、選に漏れず泣けます…。

ボクシングを習っていたのに、たまたま迷いこんだバレエ教室で、一発で踊りの魅力の虜になった少年。
周りはみんな女の子の中、ひとり男の子がぽつり。
しかし、先生がこの子の才能に目をつけ、熱心な指導が始まります。

リトル・ダンサー

この先生役の役者もいいですね~。
男がバレエなんかやるなと親に反対されたために、先生は二人っきりで練習しようともちかけます。
それに対してこの少年、「先生、僕に気があるの?」
この2人のやりとりはどれも観ていて微笑ましいです。

反対する方の父親と兄。この二人がまたまた泣かせてくれます。

まずは兄、‘I miss you’の一言でやられました…。

そして、この映画の主人公と言ってしまってもいい親父。
彼の心境の変化が、この映画のもう一つの主役です。

リトル・ダンサー

猛反対していたものの、初めて見た息子のダンスに一発で心を奪われてしまった親父、この親父の前で初めて踊るシーン!

息子の才能と情熱に気づき、自らの頑固なプライドよりも、息子の夢と未来を選んだのです。

リトル・ダンサー

この後は親父の号泣誘いシーン連発です。
スト破りのシーン、奥さんとの思い出の品を質入れするシーン、きます…。

そしてクライマックスは、多くの人に支えられてようやくたどりついたバレエ学校でのダンスの試験のシーン。
その素晴らしさは観てのお楽しみということで。

当ブログでも紹介した『ケス』では、少年の心の拠り所はハヤブサでした、今回はバレエ。

どこにでもいそうな主人公が、何かに夢中になり目を輝かせる。
このように、何でもない話で観る者の心を惹きつけて離さない。

ここらへんはほんとにイギリス映画は上手くて、ハリウッドでは撮れない作品を次々と送り出してくれます。

この映画も、これまでに紹介したイギリス映画の素晴らしい流れを引き継ぐ、本当に愛すべき作品です。



[原題]Billy Elliot
2000/イギリス/111分
[監督]スティーブン・ダルドリー
[出演]ジェイミー・ベル/ジュリー・ウォルターズ/ゲアリー・ルイス

→予告編 →他の映画の感想も読む

【関連記事】
『ケス』(ケン・ローチ)
『ブラス!』(マーク・ハーマン)
『遠い空の向こうに』(ジョー・ジョンストン)

 

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