2005.10.10

『PTU』(ジョニー・トー)

PTU

ジョニー・トー第14弾。
結局劇場に行けなかったので、DVDを買ってようやく観れました。

惜しい!
もう少しで傑作になりえたのに…。

DVDのジャケットには、宣伝のためとはいえ“ジョニー・トー最高傑作”と書いてありますが、書いた人は、『ザ・ミッション/非情の掟』『ヒーロー・ネバー・ダイ』を観たことがあるんでしょうか?

わずか4時間あまりの出来事を描いたこの作品。

香港特殊警察機動部隊PTU、特捜課CID、非番の組織犯罪課の刑事、黒社会のボス2人、強盗団4人組、徘徊する自転車の子供、ある者は必然的に、ある者は偶然に、全ては午前4時の無人の広東道へ…。

この作品、監督自身が「本当に撮りたかった作品」と言ったというだけのことはあり(インタビューを聞くと、例によって“習作”の一つにすぎないみたいなこと言ってますが)、しかも完成まで2年を要したという渾身の一作。
随所に唸るシーンは多々あります。

なんといっても、一番の主役といってもいいのが、夜の香港の街。
この雰囲気がまずは素晴らしい。

PTU 夜の街

監督お気に入りのスポットライトを多用した、明と暗のコントラストは今回も冴え渡っていて、雑居ビルを懐中電灯の灯が駆け上がっていくシーンなんか、ジョニー・トー美学が炸裂していますね。

入念なリサーチのもと実際のPTUの人たちを真似たという、PTUの歩き方やポジショニングも素晴らしい。
車から降りて街に散っていくPTU、夜の街を歩き回るPTU、それだけでもう十分に素晴らしい。

逆に言うと、こういう部分で唸るような方でないと、ストーリーや登場人物への感情移入に重きを置く方は、この映画はつらいでしょうね。

午前4時に、PTUが角を曲って広東道に走って現われる呼吸は、死ぬほどかっこいい!
『ザ・ミッション/非情の掟』のジャスコでの必殺のフォーメーションにはかなわないものの、銃撃戦でのPTU5人のフォーメーションもなかなかかっこいい。

PTU 銃撃戦

とここまではプラスの面ばかり書いてきたんですが、まず一番最初にひっかかったのが、冒頭のマーの暗殺シーン。
背中から体を貫くほど心臓を包丁で刺されているのに、あんなに元気に走れるんですか?(笑)
数分後にはちゃんと死ぬんですが…。

何よりも、数時間のうちに2回もバナナの皮で滑って転ぶ人が(しかも1回は失神)、どこの世界にいるんですか?(笑)

でも、バナナの皮に関しては、多くの方にはツッコミどころでしかないでしょうが、個人的にはクリティカルヒット!
なぜなら、ラム・シューだから!!

いやあ、今どきバナナの皮で滑るというギャグも凄いですが(『少林サッカー』でもバナナの皮で滑ってましたね)、しかもそれを数時間のうちに2回、こんなことをやって様になるのは、世界広しといえども、ラム・シューしかいませんね。

「脇の完成品」というタイトルで記事にまでしているラム・シュー、愛してやまないラム・シュー、彼のファンには、もうこの映画はバナナの皮で転ぶ彼だけで他には何もいらない(笑)

PTU ラム・シュー

ただ、ただです。
それをこの映画でやる必要性がどこにあるのか?前半はどう見てもコメディですからねこの映画。
ジョニー・トー監督、痺れる男の映画が撮りたかったんじゃないんですか?
『ザ・ミッション/非情の掟』の名シーンである紙屑でのサッカーのシーン、あのような効果を狙ったのかもしれませんが、やりすぎです(笑)

黒社会のボス二人の名前も“ハゲ”に“ギョロメ”(笑)
“ギョロメ”の方は、『ザ・ミッション/非情の掟』のボスの人でしたね。
他にもジョニー・トー作品の常連が何人も出ていたのは嬉しかったです。

テンポも微妙に緩いような気がします。だれるというところまではいきませんが、『ザ・ミッション/非情の掟』『ヒーロー・ネバー・ダイ』、あとは『ロンゲストナイト』、これらの映画にはあった張りつめた空気というものが、いまいち弱い。

あと、拳銃を無くした刑事というと、真っ先に黒澤明の傑作『野良犬』が思い浮かびますが、ジョニー・トー監督もインタビューの中で『野良犬』は大好きな映画だと話していましたね、真似したと思われるのはイヤだったとも話していましたが。

このインタビュー、ジョニー・トー監督にしては珍しくよく喋って、20分近くもあり、ファンには必見です。
今はとにかくたくさん作っていろいろ試す段階、3年後には自らのスタイルというものを確立させる予定とのこと、3年後が今から楽しみです。

あと、公開時のパンフレットが同封されていましたが、カテゴリーまで作っているジョニー・トーファンなのに、恥ずかしながら知りませんでした、「ジョニー・トー=藤子不二雄説」。

「明るく楽しい『ドラえもん』を描く藤子Fと、暗くてカルトな『魔太郎がくる!』を描く藤子Aがいたように、ジョニー・トーも実は、ニコニコ陽気なジョニー・トーFと、ダークで強面のジョニー・トーAの二人がいる」、なるほど…。

ちなみに、ジョニー・トーF系列の作品としては『Needing You』『ダイエット・ラブ』、ジョニー・トーA系列の作品としては『ヒーロー・ネバー・ダイ』『ザ・ミッション/非情の掟』が挙げられていました。

でも、「作りたい映画」と、その資金を集めるための「稼ぐ映画」があるとは、普段から監督自身公言していますからね。

さらに、ジョニー・トー3rdというのもいるらしく、その系列の作品として『フルタイム・キラー』『マッスル・モンク』が挙げられていました。『フルタイム・キラー』『マッスル・モンク』と同じ系列にされていたのには笑いました。この分類は完璧です(笑)

ずいぶんと話がいろいろな方向に飛びましたが、この映画、『ザ・ミッション/非情の掟』のような香港ネオ・ノワールを期待して観ると、いまいち物足りない映画だと思います。
ただ、ラム・シューファンには、このDVDは永久保存版でしょう。



[原題]PTU
2003/香港/88分
[監督]ジョニー・トー
[脚本]ヤウ・ナイホイ/アウ・キンイー
[出演]サイモン・ヤム/ラム・シュー/ルビー・ウォン/マギー・シュー/レイモンド・ウォン/エディ・コー/ロー・ホイパン/ウォン・ティンラム

→予告編 →他の映画の感想も読む

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*Comment

■>妄想大好き人間さん

コメントありがとうございます、またまた返事が遅くなり申し訳ありません。

エントリー拝見しましたが、ついに登場しましたかラム・シュー!ありがとうございます!
演技の師匠がケント・チェンというところもいいですねぇ。

例によってクルマ関係はついていけないわけですが、それでもご指摘の点は、こうやって言われてみるとほんとに全然違いますね。
自分なんかは何も気づかずに観ていたわけですが、注目している方には色々問題だらけですねぇ…。
そこらへんの適当さも香港映画の魅力なのかもしれませんが(^^;
micchii |  2016.04.16(土) 11:14 |  URL |  【コメント編集】

■お絵かき・・・・もとい落書きしました、いえいえ汚し書きをしました・・・。

どうもお邪魔いたします。

リクエストにお答えすべく、ラム・シュー氏がモデルの落書きキャラを描いてブログに載せてみました。ま、クオリティに関しては「期待抜き」で(涙)。

そうそう。この記事にはクルマ関係のコメントをしたわけですが、その後の見直しでちょっと目についた部分が・・・。
「ハゲ」の倅が死亡し、その実況検分が行われる過程なんですが・・・。

①ハゲの倅は刺された後、タクシーを奪うのだが、奪った時点ではタクシーの車種はS130型クラウン→んで、息絶えて、クラウンタクシーは路駐していたフォードスコーピオ5ドアとBMWセダンに激突。

②ところが、実況検分の場面ではタクシーがトヨタコンフォートに変わっていて、また突っ込まれたクルマもシビックセダンとランサーセダン(???)になっている。

③更に現場に停車しているフォードトランジットパトカーの仕様が前と後のカットでまるで違う。

ラムシューが来た直後・・・フロントに点滅灯、ルーフ前部に単灯、中央に空調装置、後部に複散光灯を装備した、いわゆる「衝鋒車」仕様(参照↓)
http://www.flickriver.com/photos/southerncalifornian/37292327/

その後のカット・・・ハイルーフ車っぽい仕様で、ルーフ前部に複散光灯、フロントの点滅灯が点滅していない(ペンキででっち上げた???。)
しかもこの車両はエンディングでも登場するが、その際には複散光灯の位置が前→後ろに移動している。

すみません、ちょっとマニアックすぎましたね。
乱文失礼いたしました。
妄想大好き人間 |  2016.04.12(火) 07:38 |  URL |  【コメント編集】

■>妄想大好き人間さん

コメントありがとうございます、お返事が遅くなり大変申し訳ありません。
過去記事でも全然構いませんので、また何かありましたらどんどん書き込んで下さいませ。

車には全然詳しくないので、普段そこに注目して映画を観ることはないんですが、書かれていたところを中心に見返してみたら、確かに当たってましたスポットライト!
しかも、正面からばっちり画面中央に捉えられていて、この場面では完全に「主役」ですね。

他の作品にも登場するという「香港ポリスの顔」、今度からは意識して観てみます!
micchii |  2015.07.18(土) 16:11 |  URL |  【コメント編集】

過去記事にお邪魔いたします。

この作品から香港警察、というかPTUに関するいろんなことを教わると思います。
私の場合はまず、ファーストシーンでPTUを運んでくるトヨタダイナトラックに衝撃を受けました。
てっきり今時の近代的なワゴン型車で輸送するとばかり思っていたので「こんな古臭い(失礼!)トラックで…。」って。
最近では日本みたいにバス型の輸送車を使うみたいですがね。

ジョニー・トー監督は、「強調したいものにライトを当てる」やり方をなさっているようですが、その「ライトを当てたもの」の中でちょっと気になったのがあります。
「ハゲ」の息子の死亡現場の実況検分の場面。そこから場面がフェードアウトする際にバン型のパトカーにスポットが当たっているんですね。
このパトカーは「フォード・トランジット」という車種で、皇家警察時代から採用されていて、「香港ポリスの顔」とも言えるクルマです。

同じシリーズの「PTU・絆」や同じトー作品の「モーターウェイ」とかにも登場します。
トー監督、案外気に入っているクルマ…?なわけないか。

・・・マニアックなことばかり書いて申し訳ありません。この辺で失礼いたします。
妄想大好き人間 |  2015.07.14(火) 21:26 |  URL |  【コメント編集】

■>はっちさん

こちらこそコメントありがとうございます。
確かに、『ザ・ミッション/非情の掟』や『ヒーロー・ネバー・ダイ』なんかと比べたら、かなり微妙ですよね。
でも、この映画は、「バナナの皮で滑るラム・シューを観る映画」ですから(笑)
micchii |  2007.02.21(水) 13:13 |  URL |  【コメント編集】

■ようやく・・・

TBどうもでした~♪
劇場で観る機会逸して、DVDを買うチャンスも逃してしまってました・・・土曜、ソフマップの中古コーナーで発見!ようやく手に入れる事ができたんですよ!
でも、もうちょっと何か欲しかったかな・・・夜の香港が醸し出す雰囲気とか好きなんだけどねぇ・・・
はっち |  2007.02.19(月) 22:48 |  URL |  【コメント編集】

■>5011様

コメントありがとうございます。
ジョニー・トー作品観ていただけて嬉しいです。

観ていただけさえすれば、結構な割合の方に面白いと思っていただけると思うんですが、まだまだ存在すら知らない方の方が圧倒的なのが残念です。

バナナの皮と、「アウト・オブ・サイト」のおデブちゃんは、場の空気が通じるものがありますね。

ジョニー・トー監督、とにかく多作なので駄作もたくさん作っていますが、
http://micchii.blog4.fc2.com/blog-entry-373.html
でベスト10に入っている作品はハズレがないと思います。

ご覧になったら、また感想聞かせていただけると嬉しいです。
micchii |  2006.08.02(水) 13:14 |  URL |  【コメント編集】

香港映画は全くの無知なんですけど、micchiiさんのイレ込み度合いに影響されてみましたけど、面白かった。

黒澤明の「野良犬」は勿論のこと、クライマックスに3者(4者?)が鉢合わせしてしまうところなんか、特に子供が出てくることもあって「アンタッチャブル」の駅の階段の乳母車のシーンとか思い出したりしたし、バナナの皮も「アウト・オブ・サイト」で階段踏み外して自分で自分を撃ってしまうおデブちゃんが蘇ったりで、なにしろ先読みさせない展開が気に入りました。
なんとなくエルモア・レナードの小説みたいで。
これからもジョニー・トー観ていきます。
ありがとでした。
5011 |  2006.07.31(月) 23:40 |  URL |  【コメント編集】

■>けろにあ様

TB&コメントありがとうございます。
銀河映像の件ですが、自分の製作会社を持っていたから好きなように撮れたというのもある一方、資金繰りには相当苦労していたようですので、今度からは、映画を撮るということだけに集中できる、そういう面ではいいのかもしれませんね。スタッフさんたちのリストラは悲しい話ですが。
ともあれ、今年も続々と新作が待機してますし、まだまだ楽しませてくれそうですね。
micchii |  2006.07.12(水) 12:26 |  URL |  【コメント編集】

■おそまきながら

『PTU』の感想エントリしましたので、TBさせていただきました~。
別のエントリで拝見しましたが、銀河映像、人手に渡ってしまったのですねぇ。
この先、どうなってしまうんでしょう。
トー監督には、もっともっと面白い作品を作って欲しいので、気になるお話です。
けろにあ |  2006.07.11(火) 17:21 |  URL |  【コメント編集】

■>にこ様

こちらにもTB&コメントありがとうございます。
『ザ・ミッション/非情の掟』のようにクールなノワールものになるのかと思いきや、いきなりバナナの皮ですからね(笑)しかもラム・シュー!
でも、ラム・シュー大好きの自分としては、ラム・シューにこんな美味しい役をくれたジョニ-・トー監督には感謝してもしきれません(笑)
micchii |  2006.01.27(金) 12:39 |  URL |  【コメント編集】

■やっぱりバナナの皮。

こっちもTBさせていただきました。
私も途中で「あれ?」と思いつつ、
香港映画ファンには大人気のバナナの皮を見ただけでも満足です。
にこ |  2006.01.26(木) 19:36 |  URL |  【コメント編集】

■>zoecchi様

TB&コメントありがとうございます。
早速ご覧になりましたか~!
ラム・シューの味わいがわかっていただけたようで嬉しいです(笑)
ラム・シューをこんなにも活躍させてくれて、ジョニー・トー監督には感謝感激です。
それにしても、「裏に落ちてた」ってあんた、どれだけの人が迷惑被ったと思ってるのか・・・。
ジョニー・トー3rdから入ってしまったzoecchiさん、ようやく本筋に入ってきたようですね(笑)
micchii |  2005.12.12(月) 12:09 |  URL |  【コメント編集】

■micchiiさんこんにちは~。

「PTU」観ました。TBさせていただきまーす。
この映画でラム・シューの印象が変わりました。なんだか味があっていいです。
micchiiさんの言うようにバナナの皮で滑るという古典的なギャグに笑ってしまいました。
それで拳銃を落としてまた見つけるという。個人的にはツボでした。

micchiiさんのジョニー・トー作品の解説面白いです。藤子不二雄説なんてのがあったんですね。
あとジョニー・トー3rd、私は偶然にもその2本から観ていたんですね(^^;)
これからも徐々にジョニー・トー作品を観てもっとその良さを味わってみたいです。
zoecchi |  2005.12.11(日) 15:40 |  URL |  【コメント編集】

>hi-chan様
コメントありがとうございます。
特典映像を観て監督の考えを聞いてから本編を観ると、それまでよりより楽しめますよね。
聞いてから観ても全然深まらない映画もありますが(爆)
『黒社会』は、前後編に分かれて公開するほどの長編みたいですね。今までは長くでも100分くらいだったので、それを考えるととんでもない長さですよね。
いったいどうしちゃったんでしょう!?『インファナル・アフェア』に対抗しようとしたとか(笑)
『ブレイキング・ニュース』公式サイトにまだ名古屋は載ってないです・・・。ジョニー・トー専用映画館があるのでまず大丈夫だと思いますが。
寝ちゃいましたか(爆)1回目観た時の印象が良くなかったので、つまらないという先入観ができあがってるのかもしれませんね。
自分は1回目より2回目の方が楽しめました。
micchii |  2005.10.28(金) 12:26 |  URL |  【コメント編集】

■特典映像

昨日、DISCASから送られてきたので、特典映像を見ました。
ほんと、ジョニー・トウ監督、よくしゃべってますね~びっくりしました。
監督のこの映画を作った狙いや、思い入れなんかを聞くと、映画の見方が変わりますよね。
リアリティを大切にしたからこそ、ラスト以外は、抑えた演出だったんだな~と思いました。
3年後(もう3年じゃなくてもっと近いのかもしれませんが)が楽しみです。
「黒社会」も香港で公開され、好調なようですね。
「ブレイキングニュース」も楽しみです。公開初日に行っちゃおうかな~

ところで、特典映像を観た後、本編を観始めたのですが、寝てしまいました(爆)。
なので諦めて別の日に観る事にしましたー(笑)。
hi-chan |  2005.10.27(木) 15:08 |  URL |  【コメント編集】

>hi-chan様
コメントありがとうございます。
ジョニー・トゥ監督のインタビューは必見ですよ!身振り手振りを交えて熱弁をふるってらっしゃいます。
『ザ・ミッション/非情の掟』でさえ“習作”、3年後がほんとに楽しみです。
確立した路線が『マッスルモンク』路線だったら最悪ですが(笑)
『ベルベット・レイン』、近々観に行く予定ですが、まだ観れてません。感想はネタバレがありそうだったので読むのやめました。観たらゆっくりと読ませていただきますね。
そして、なんと!!ラム・シュー出てましたか!!!!!
ラム・シューがいつ出てくるかばかり気になって、本編に集中でできなさそうです(笑)
プレスシートにはネタバレはないとおっしゃっていたので、パンフレットは別物なんですね。せっかく買わなくていいと思ってたのに・・・。

>ぴむ様
コメントありがとうございます。
「ジョニー・トー=藤子不二雄説」、自分も知らなかったんですが、ツボでした(笑)
『フルタイム・キラー』を『マッスルモンク』と同じところに入れるあたり、書いた方はよくわかってらっしゃるようで。
この映画、派手にしようと思えばどこまでもできるところをそうせずに抑えた描写にしているのに、それでいてバナナの皮、さすがジョニー・トーです・・・。
『ターンレフト ターンライト』も、ラストなんか思わず「ありえねー!」と叫びたいところですが、あの映画でさえ“比較的まとも”に思えてしまうのがジョニー・トーの凄さですよね。
プチ・トリビア、ありがとうございます!ラム・シュー、そんなところにも顔を出しているんですね!機会があったらぜひチェックしてみます。ありがとうございました。
micchii |  2005.10.12(水) 13:38 |  URL |  【コメント編集】

■TBありがとうございました。

ジョニー・トー藤子不二雄説は知りませんでした。
たしかにこの映画、アラもたくさんあるんですが、シリアスとギャグがないまぜになったこの感じ、
どうにもハマってしまうんですよね。そうなってくると「ターンレフト・ターンライト」みたいな比較的まともな(?)作品が物足りなく感じたりして…。
ところでプチ・トリビアですが、アーロン・クォックのミュージック・ビデオにラム・シューさんが特別出演しているのはご存知?「水手装與機關槍」という曲です。いつもどおりいい味出してますよ。
ぴむ |  2005.10.11(火) 19:34 |  URL |  【コメント編集】

■こんにちは。

ご覧になったんですね。
私はこの映画は微妙~と思ったのですが、(理由はレビューに書いている通り、もっとPTUがサクサク活躍する映画だと思ってたので)DVDで観るとまた違った印象を持つかもしれませんね。
何より、ジョニー・トウ監督のインタビューが見たいです。
3年たったら自分のスタイルを確立させると言ってたというのは、何かで聞いた(見た)のですが、このインタビューでしたか。やはりDVD借りてみます。

>「ジョニー・トー=藤子不二雄説」
なるほど。これは納得できますねぇ。

そうそう。「ベルベット・レイン」はもうご覧になりましたか?
出てたんですよ!ラム・シューが!!!
まだご覧になっていないのであれば、見つけて下さいね(って、すぐ分かりますが)。
「ベルベット・レイン」のレビューをあげましたが、ネタばれしてますので、未見であれば、読まないで下さい。あとパンフレットもネタばれしてるそうですよ~。読むなら観てからで(笑)。
hi-chan |  2005.10.11(火) 14:14 |  URL |  【コメント編集】

>丞相様
コメントありがとうございます。
自分も、『ザ・ミッション/非情の掟』のような感じを期待していたので、少しがっかりしました。十分面白いですが。
ただ、1回目はどうしてもストーリー部分に頭がいってしまいますから、次からがさらに面白いような気がします。
話がわかってから、“目”で堪能すると凄さがわかるのがジョニー・トゥのフィルム・ノワールですからね。
それにしても、ラム・シューはやってくれました!

>rabiovsky様
コメントありがとうございます。
そうですよね!刺されたのにあんなに動けるの?という以前に、あんなふうに貫けないですよね。危うく素通りしてしまうところでした(笑)
でも、「ジョニー・トーですから(笑)」の一言で済んでしまうところが、この人の凄いところですよね・・・。
「ジョニー・トー=藤子不二雄説」面白いですよね、自分もツボでした!

>KEI様
初めまして、コメントありがとうございます。
劇場では静まり返っていたんですね、自分も劇場で観ていたら声を出していたと思います(笑)
ラム・シューをあんなに活躍させてくれて、ジョニー・トー監督には感謝です。
ジョニー・トゥ監督、いつもはぶっきらぼうに少し話すだけなのに、今回は珍しくよく喋っていました。

>栗本 東樹様
コメントありがとうございます。
『ザ・ミッション/非情の掟』にコメントいただいた時にもおっしゃっていましたよね、「ジョニー・トー=天龍源一郎」説。
わかります、わかりますとも(笑)
“香港のタランティーノ”、『ザ・ミッション/非情の掟』1本でタランティーノの全作品に勝ってると思うんですけどね(笑)タランティーノも好きですが・・・。
『ブレイキング・ニュース』楽しみですよね!でもその前に、まずは来月DVDが出る『デッドポイント』を楽しみにしています。

>any様
コメントありがとうございます。
自分も完全にコメディ映画として認識したんですが、なんとか途中から持ち直しました(笑)
ラム・シューはたまらないですよね。
『イエスタデイ、ワンスモア』、大阪でも公開されるんですね。自分は名古屋なんですが、東京だけだと諦めていたんですが、大阪でやるということは、名古屋にも来てくれるかもしれませんね。
『ザ・ミッション/非情の掟』、次回詳しく記事に書く予定なんですが、NHKBSで放送されたものと、DVD(レンタルもセルも同じものだと思います)では、映画の印象が変わってしまうほど字幕が違うので、もしまたNHKで放送された際には、ぜひ録画をお薦めします。
micchii |  2005.10.11(火) 13:11 |  URL |  【コメント編集】

■TBありがとうございます。

冒頭の背中を刺されながら車を運転→ラム・シューがバナナの皮で転倒して失神で、完全にコメディー映画として認識してしまい、最後までその印象での鑑賞となってしまいました。
ですから、評価としては微妙な感じになってしまいました・・・。
ラム・シューの転びっぷりには感心させられましたが(笑)

ジョニー・トー監督の作品はそれほど、観てるわけではないですが、大阪でも来年正月に『無礼キング・ニュース』と『イエスタデイ・ワンス・モア』の2本が公開になるので、今から楽しみです。
とりあえず、その前にもっとジョニー・トー作品を鑑賞しようと思ってます。
まずは『ザ・ミッション 非情の掟』ですね、やっぱり。
any |  2005.10.11(火) 02:14 |  URL |  【コメント編集】

■TBありがとうございます

いいですね! 「ジョニー・トー=藤子不二雄」説(笑)。
でも、ボクはあえて、
「ジョニー・トー=天龍源一郎」説を唱えます。
理屈は同じなので、わかってもらえる人がいるといいんですけど…。

確かにボクも、『ザ・ミッション/非情の掟』 の方が断然上だと思います。
でも、それよりボクは、劇場予告篇で、
“香港のタランティーノ”ってテロップ出てるのが何より不愉快でした(笑)。

楽しく読ませていただきました。
12月公開の 『ブレイキング・ニュース』 も楽しみですね!
栗本 東樹 |  2005.10.11(火) 01:22 |  URL |  【コメント編集】

■はじめまして

トラックバックありがとうございました。
林雪のすべりっぷりは見事でしたね。
劇場で見た時思わず声を出して「ぷっ!」と笑ってしまったのですが、まわりはしーんと静まり返っていて恥ずかしかったです。
インタビューが入っているのですか。香港版DVDで見たときに一言も理解できなかったので、日本版を見てみようと思います。
KEI |  2005.10.10(月) 23:43 |  URL |  【コメント編集】

■TBありがとうございました。

銃撃戦でのPTUのフォーメーションはいいですよねぇ~。
背中から体を貫くほど心臓を包丁で刺されているシーンを見て
肋骨があるのによく貫けたなと殺し屋のプロ根性を見ました。
普通、捻るんですけどね!ジョニー・トーですから(笑)

>「ジョニー・トー=藤子不二雄説」
はまりました(笑)うまく、はまってますし、納得させられましたよ。
ジョニー・トーに影響を与えたのは黒沢だけじゃないんですね。(笑)
rabiovsky |  2005.10.10(月) 20:33 |  URL |  【コメント編集】

■TBありがとうございました

こんにちは、TBありがとうございました。
私はスクリーンで見たときは、『ザ・ミッション/非情の掟』と同じものを
期待していた分、少しがっかりしたのですが、
DVDをレンタルしてもう一度見たところ、やっぱり凄いな、と思った次第です。
「習作」ですから、同じものは作らないのは当たり前でしょうね。
それ単体で見ると、十二分に楽しめました。
上の記事でこの作品のツボはすべて押さえていらっしゃるとはさすがです。
とにかく、ラム・シューがたまりませんね。
ラストの表情には、私もつられて笑ってしまいました。
丞相 |  2005.10.10(月) 17:35 |  URL |  【コメント編集】

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ずっと気になってたジョニー・トーの香港ノワール決定版 やっとDVDにて鑑賞香港は九龍半島の夜の尖沙咀を舞台にサイモン・ヤムが隊長を演じる機動隊PTUラム・シュー演じる組織犯罪課の刑事 黒社会のチンピラ ボス 犯罪操作課の女性捜査官 まで巻き込んでの一夜の
2005/10/12(水) 08:03:07 | Mi cinema log

『PTU』、クールな香港ノワール

香港警察PTU(機動部隊)のメンバーが、尖沙咀(チムサアチョイ)で深夜の無人の街
2005/10/11(火) 23:28:46 | Days of Books, Films

PTU

サイモン・ヤム、ラム・シュー、ルビー・ウォン、マギー・シュウ、レイモンド・ウォン出演。ジョニー・トウ監督作品。マフィアの幹部が刺殺され、1人の刑事が拳銃を無くし、路上では車上荒らしが連続した。事件を追うのは、機動隊PTU、特捜課CID、そして組織犯罪課の刑事。
2005/10/11(火) 14:08:08 | Movies!!

PTU

タイムリミットは午前4時 <ストーリー> 香港九龍半島、尖沙咀。未明に発生した
2005/10/11(火) 02:15:46 | any's cinediary

PTU

香港ネオ・ノワールの立役者、ジョニー・トー監督の2003年作品、『PTU』がやっと日本公開となりました。『インファナル・アフェア』を抑えて第23回香港アカデミー賞監督賞を受賞した話題作です。あー、でも渋谷の単館上映ですよ。いつ終わっちゃうかわからないので、重い腰
2005/10/11(火) 00:13:46 | 閑遊閑吟 

PTU

僕はジョニー・トー監督が好きらしい。好きらしい、というのは、自分では特段意識していないのにも関わらず、惹きつけられる映画は大抵ジョニー・トー監督作だから。「暗戦」「ニーディング・ユー」「フルタイム・キラー」「ターンレフトターンライト」などなど、ジャンルを
2005/10/10(月) 17:46:15 | えろぶろ at Excite

PTU

「PTU」インファナル・アフェアを抑えて香港アカデミー賞を受賞した作品。監督はジョニー・トーという非常に覚えやすい名前。香港ネオ・ノワールの鬼才と称されているようで、この作品ではタイム・クライシス・サスペンスという形で勝負している。PTUとはPolice Tactical U
2005/10/10(月) 17:30:47 | 単館ロードーショーを追え!

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