2005.09.14
『カジノ・レイダース2』(ジョニー・トー)

ジョニー・トー第12弾。
あらゆる富を制し、全ての権力を牛耳るという聖賭神札(神の札)が賭博の世界に存在するという…。
このストーリーからしてB級の香りがプンプンしますよね(笑)
さらに、オープニング、今から『水戸黄門』でも始まるんかいなというような時代劇調の音楽(笑)
でも、嫌いじゃないですね~。
なぜなら、『天若有情』に続いて、アンディ・ラウとン・シンリンのコンビだから。
この二人、今度の『ベルベット・レイン』では夫婦ですよね。
ジョジョもウエディングドレスに裸足で夜明けのハイウェイをさまよった甲斐がありました(涙)
それにしても、サミー・チェンと組むとあんなに明るい映画になるのに、ン・シンリンと組むとどうしてこういつも悲劇なんでしょう(笑)
お嬢様だった『天若有情』と違って、今回のン・シンリンは気の強い女性を熱演。
ジュースの瓶を割って武器にして一人敵のところに乗り込んでいこうとしたり、逃がそうとするアンディを逆に逃がし大勢の敵に一人立ち向かっていく…。

それでいて、もう勝手にすれば!と突っぱねておきながら、帰ってきたアンディに「あなたがいなきゃだめなの」としがみつくあたり、ふと垣間見せる弱さもいい。
ラストはアジア賭博という大きな大会でのカード対決で魅せますが、これくらいでは『スティング』のポール・ニューマンの足下にも及ばないでしょう(笑)
あと、脇役でアンソニー・ウォンが存在感を放っているのと、チョイ役で『少林サッカー』の“鉄の頭”ウォン・ヤッフェイが出てきたのにはびっくりでした。子役の女の子がスパゲティを食べる時の感情表現も素晴らしい。
それにしても、初期のジョニー・トーは、コメディ以外は見終わって幸せな気分になれる映画が少ないなぁ…。
ちなみに、この映画でバイクを二人乗りするアンディとン・シンリンは、白装束ではなくて黒装束でした(笑)
![]() | カジノ・レイダース2 |
[原題]至尊無上II永霸天下
1991/香港/92分
[監督]ジョニー・トー
[出演]アンディ・ラウ/ケルヴィン・ウォン/ン・シンリン/モニカ・チャン/アンソニー・ウォン
→予告編 →他の映画の感想も読む
【関連記事】
●『天若有情』(ベニー・チャン)
●『ベルベット・レイン』(ウォン・ジンポー)
こちらにもコメントありがとうございます。
そうなんですよね、話の内容よりも、細かいところでツボをついてきますよね。
アンディとン・シンリンの二人乗りはそれだけで嬉しいですし、アンディのブリーフ一丁なんてかなりレアですもんね(笑)
そうなんですよね、話の内容よりも、細かいところでツボをついてきますよね。
アンディとン・シンリンの二人乗りはそれだけで嬉しいですし、アンディのブリーフ一丁なんてかなりレアですもんね(笑)
匂いしますねぇ。確かに。
だけど、観終わったあと、けっこうおもしろかった!と思いました。
話の内容より、あ~こんなことしてる、あんなことしている、って感じで。
だけど、観終わったあと、けっこうおもしろかった!と思いました。
話の内容より、あ~こんなことしてる、あんなことしている、って感じで。
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
■217本目「raiders レイダース」(1991年・香港)
至尊無上?之永覇天下 CASINO RAIDERS?製作年度:1991年上映時間:92分製作国・地域:香港監督:ジョニー・トゥ製作:ジミー・ヘウン武術指導:チン・シウトン出演:アンディ・ラウ、ン・シンリン、モニカ・チャン、ケルヴィン・ウォン、アンソニー・ウ
2006/08/31(木) 10:54:33 | ★にわか香港映画ファンの映画ノート★
| BLOGTOP |
micchii(04/30)
kengo(02/22)
micchii(07/30)
カカシ(06/12)