2005.08.27

『マッスルモンク』(ジョニー・トー/ワイ・カーファイ)

マッスルモンク

ジョニー・トー第8弾。

「坊主、マッスルで業を断つ!」というキャッチコピーからして並の映画ではありません(笑)

凄い、凄すぎる…。
特殊メイクの20kgのボディスーツをまとったアンディ・ラウ、開いた口が塞がりませんでした…。
作ったのは『スパイダーマン2』なども手がけたEdge EFX社。
しかも、それでストリップにボディ・ビル。そこまでやりますか(笑)

マッスルモンク アンディ・ラウ

初めて乗ってももっと上手く乗れるだろうという、アンディの下手なバイクの乗り方も爆笑。

でも、ひたすらB級路線で突っ走るのかと思いきや、セシリア・チャンの静止ショットから状況は一変。
ラース・フォン・トリアーもびっくりの重~い展開に。
あぁ哀れなセシリア・チャン…。

復讐は復讐しか生まない。
今の世界でもっとも必要とされているテーマの一つを、こんな作品で語るなんて…。

自分が愛した女性を二人も殺した男を、許し、そして抱きしめるアンディ。
俗人にはなかなかこの境地に達することはできないと思いますが、これが仏教の教えなんでしょうね。

それでいて、再び僧衣をまとったアンディなのに、なぜか煙草を吸い始めるあたりは笑いも忘れていません。

『暗戦 デッドエンド』のように、大展開しないちょっとしたラブシーンに冴えを見せるジョニー・トーですが、今回も、二人がただ手をつないで歩くところなんかいいですね~。
「私に1分くれる?」

マッスルモンク アンディ・ラウ セシリア・チャン

それにしても恐ろしいのは香港映画界。
この映画、2004年度香港電影金像奨で、『インファナル・アフェア』シリーズの2、3を抑え、作品賞・脚本賞・主演男優賞の3冠を獲得。
さらに、ジョニー・トーはこの映画と『PTU』の2本で最優秀監督賞にノミネートされ、『PTU』で見事受賞。
ジョニー・トーの勢いはとどまるところを知りません。

ジョニー・トーが世界を制する日も近い!(笑)



[原題]大隻[イ老]
2003/香港/93分
[監督]ジョニー・トー/ワイ・カーファイ
[脚本]ワイ・カーファイ/ヤウ・ナイホイ/オー・キンイー/イップ・ティンシン
[出演]アンディ・ラウ/セシリア・チャン/チョン・シウファイ

→予告編 →他の映画の感想も読む

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『暗戦 デッドエンド』(ジョニー・トー)

 

TB(13) CM(13) EDIT

*Comment

■>けろにあ様

いつもジョニー・トー作品へのTB&コメントありがとうございます。
なんといっても筋肉スーツが強烈ですが(あのビキニパンツ!)、実はむちゃくちゃ深いですよね。
でも、セシのファンとしてはこの映画はつらいです・・・。
micchii |  2006.07.13(木) 12:26 |  URL |  【コメント編集】

■深いです

この作品も先日やっと見ましたので、TBさせていただきます。
いやはや、なんと言っていいか…、怪作ですね。
私はキライではないですが。
コメディかと思って気楽に見ていたら、いつの間にか深~い深~い仏教思想の中に捉えられてました。
それにしても、セシリアがーっっ! あんまりですぅ(涙)
けろにあ |  2006.07.12(水) 18:46 |  URL |  【コメント編集】

■>bibi様

コメントありがとうございます。
迷惑だなんてとんでもないですよ!これからも大いに語って下さいませ。

さて『マッスルモンク』、転々とした職歴といい、あの筋肉スーツといい、よく考えれば、どれにも意味はあるんですよね。
そして、ただの哲学的な難しい映画にしないためにも(香港ではそんなのに人は入らないでしょうから)、前半のあの雰囲気は必要だったんでしょうね。

犯人が満足のいく人生を送っていないというのは、自分もその通りだと思います。

そして、タバコ。そこまで気づいてませんでしたが、深いです!深い・・・。
なるほど、そんなところまでちゃんと考えられているとは、ジョニー・トー監督恐るべしです。

DVD持ってますので、今回書いていただいたお話を頭の片隅にとどめながら、今度またぜひじっくりと観たいと思います。
ありがとうございました。
micchii |  2006.03.30(木) 14:18 |  URL |  【コメント編集】

■>hi-chan

TB&コメントありがとうございます。
ついにご覧になったんですね~!
DVDフリーズすると集中力切れちゃいますよね、もちろん無料にしてもらいましたが。
この映画、一見ふざけた映画のようで、実はジョニー・トー監督の映画の中では一番奥が深いですよね。
ただ、これだったらやっぱり『忘れえぬ想い』のラウチンだろ!と思うんですが・・・。
micchii |  2006.03.30(木) 13:49 |  URL |  【コメント編集】

■管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2006.03.30(木) 10:57 |   |  【コメント編集】

■コメディ映画

だと思って観たので、ラスト30分くらいの映画の雰囲気にびっくりでした。
レンタルしたDVDが傷ついていたのか、結構重要なシーンに来るとフリーズしてしまって、何度か操作しなおしたりして、気分が途切れてしまったのが残念でしたが、なんか奥が深い映画だなぁと思いました。

が、アンディがこの役で賞をもらうのが妥当かどうか私には分かりません(爆)
hi-chan |  2006.03.29(水) 15:04 |  URL |  【コメント編集】

>Hitomi様
こちらにもTB&コメントありがとうございます。
マッスルである必要なないですよね(笑)
それに、突っ込みだしたらキリがないですよね。
こんなB級全開の作品で重いテーマを語る、恐るべし香港映画ですね(笑)
micchii |  2005.09.05(月) 13:16 |  URL |  【コメント編集】

続けてTBさせてもらいました。
この映画僧侶は何故にマッスルなんでしょう?
テーマはとっても重たいものなんですが、見終わった後の感想はストーリーとまったく関係ない突っ込みどころなところしか残りませんでした(苦笑)
Hitomi |  2005.09.03(土) 20:19 |  URL |  【コメント編集】

>soratuki様
TB&コメントありがとうございます。
アンディ・ラウのあの体でのストリップはほんとに衝撃的でしたよね、目が点になりました(笑)
それでいて後半のあの展開、香港映画恐るべしですね。

>harry様
TB&コメントありがとうございます。
ジョニー・トゥについて、「高温多湿な地域の人の情を恐ろしくスタイリッシュな映像に映し出す監督」、なるほどの表現ですね、頷かせていただきました。
どんなジャンルでも楽しませてくれますが、自分はやっぱり『ザ・ミッション/非情の掟』『ヒーロー・ネバー・ダイ』『暗戦 デッドエンド』系列が大好きです。

>みや様
コメントありがとうございます。
なかなかどころかインパクトありすぎでした!
アンディ・ラウ、普段はあんなにかっこいいのに、そこまでやるかと(笑)

>お松様
コメントありがとうございます。
「マッチョである必要性」、確かに・・・、ないですよね(笑)
何度もこの映画をご覧になられていることが何より凄いです!
micchii |  2005.08.31(水) 12:29 |  URL |  【コメント編集】

■まっちょ♪

TBありがとうございます。
何度もこの映画を鑑賞しているのですが
いまだに「マッチョである必要性」がわかりません・・。
俺の修行が足りないだけなのでしょうか?
お松 |  2005.08.29(月) 17:50 |  URL |  【コメント編集】

■はじめまして

この度はTB、どうもありがとうございました。
なかなかインパクトのある作品でしたよね。
みや |  2005.08.28(日) 22:20 |  URL |  【コメント編集】

■TBありがとうございました!

micchiiさん はじめまして!TBありがとうございました。
こちらからもTBさせて頂きました。

確かにジョニー・トゥには独特の味が有りますね~!
寡黙な男達の友情だったり、どこまでも純な男女の恋だったり。
高温多湿な地域の人の情を恐ろしくスタイリッシュな映像に映し出す監督です。
あ~ま~時々、こちらが照れるほどラブリーでスゥイ~トなラブストーリーも撮りますが(笑)。
それもまた味のひとつで、愛すべき監督です。
harry |  2005.08.28(日) 09:37 |  URL |  【コメント編集】

■はじめまして!(^^)!

micchiiさま はじめまして♪
この度はTRBありがとうございました。
アンディーラウのマッスル・ストリップシーンは
衝撃的でした^^;
この前半と後半のギャップが香港映画ならではの醍醐味(!?)
なのでしょうね♪
こちらからもTRBさせていただきましたヽ(^o^)丿
soratuki |  2005.08.27(土) 23:01 |  URL |  【コメント編集】

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