2005.08.01

『トータル・バラライカ・ショー』(アキ・カウリスマキ)

トータル・バラライカ・ショー

久々のカウリスマキ、第8弾は、1993年に行われた、レニングラード・カウボーイズと旧ソ連赤軍の退役軍人からなるアレクサンドロ・レッド・アーミー・アンサンブルが行った、歴史的コンサートを収めたドキュメンタリー映画です。

戦争の歴史もあるフィンランドとロシア。
当時のフィンランドのメディアが「和解の象徴」と表現したというのも頷けます。

トータル・バラライカ・ショー

歴史的な調印式なのにレニングラード・カウボーイズが例の髪型なのが可笑しく、思わずニヤリ。
ですが、カウリスマキらしさが感じられるのもここまでで、後はさすがのカウリスマキも介入の余地がなく、コンサートの主役たちの独壇場。

オープニングナンバーは、ロシアの圧制に立ち向かった抵抗歌としてフィンランドの準国歌的扱いになっているというシベリウスの「フィンランディア」。
演奏するのは総勢160人を越す旧ソ連の退役軍人たち。
これだけでいかにこのコンサートが歴史的なものかが伝わってきます。

その後は、西側のポピュラー音楽、ロシアの民謡、民族衣装、そしてコサックダンス、なんでもござれの展開。

トータル・バラライカ・ショー

「ボルガの舟唄」「カリンカ」「哀愁のポーリュシュカ・ポーレ」などが流れたかと思えば、ボブ・ディランの「ノッキン・オン・ヘヴンズドア」、さらには「ハッピー・トゥギャザー」から「悲しき天使」まで。

コンサート映像なので、いろいろ書くよりも、ぜひご自分でこのパワーに圧倒されてください!



[原題]Total Balalaika Show
1994/フィンランド/57分
[監督]アキ・カウリスマキ
[撮影]ヘイキ・オルタモ/ティモ・サルミネン
[出演]レニングラード・カウボーイズ/アレクサンドロ・レッド・アーミー・アンサンブル

→「Volga Boatmen」&「Happy Together」 →他の映画の感想も読む

TB(1) CM(4) EDIT

*Comment

■>acoyoさん

おおっ、acoyoさんもCD持ってらっしゃいますか!さすがでございます。
二人で、真夜中にライブ映像見て盛り上がってました♪
micchii |  2011.05.21(土) 10:08 |  URL |  【コメント編集】

■今頃、こそっと出て来てこそっと言う。

わたくしもCD持ってます。
acoyo |  2011.05.20(金) 21:36 |  URL |  【コメント編集】

■>遠藤平吉さん

早速こちらにもお越しいただきありがとうございます!
そう、自毛なんですよねw

CD屋さんの新譜情報にもちゃんと出てくるんですね!そのことに驚きです。
そして、誰にも売れませんでしたか・・・。
髪型で避けられてるとしたら凄いもったいないですよね。

もっともっとこの素晴らしさを広めていかなければ!
micchii |  2011.05.19(木) 01:56 |  URL |  【コメント編集】

■アレは自毛だそうです

こんばんは、ツイッターから飛んできました!

この当時CD屋さんだったため、この変わったバンドのことを最初に知った媒体は、BMGビクターの新譜情報でした。
ファーストもかなり面白かったんですが、2枚目のアルバムで赤軍合唱団とコラボしてて、音の分厚さとアレンジの絶妙さにノックアウトされたものでした。
残念ながら、そのお店では彼らのアルバム買ったのぼくだけだったんですが。

ライブの映像も、いま観てもすごいかっこいいですね。
アルバム引っ張り出して、また聴いてみたくなりました!
遠藤平吉 |  2011.05.19(木) 01:39 |  URL |  【コメント編集】

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除するのに必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

*Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://micchii.blog4.fc2.com/tb.php/204-a563138c

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』(☆☆☆☆☆)

今日は、ぼくが一番好きなフィンランド映画をご紹介します。 『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ/モーゼに会う』 この作品の監督アキ・カウリスマキは、ぼくの好きな3大映画監督の1人でもあります。 元気がないときって、元気満々のドタバタコメディと
2006/02/19(日) 23:25:56 | ど風呂グ

▲PageTop

 | BLOGTOP |