2005.06.20

『男と女』(クロード・ルルーシュ)

男と女

今回は、ken様に“素敵な恋をしよう!”に投稿していただきました、恋愛映画といえばこれ、『男と女』です。

妻を自殺で亡くしたレーサーの男と、スタントマンの夫を事故で亡くした映画の記録係の女、子供の寄宿学校で出会った二人は恋に落ちる…。

モノクロとセピアとカラーの使い分けがどうだとか、カメラワークがどうだとか、そんな難しいことはどうでもいいことで、ただただ陶酔。

冬の浜辺、灰色の空、子供と戯れるアヌーク・エーメ、走り回る犬、レストランでエーメの椅子にもたれかけたトランティニャンの指先、車中でそっと手を添えられた時のエーメの目の移ろい、車のフロントガラスを叩く雨、モンマルトル1540、そしてダバダバダ~♪

夜を徹して走ったモンテカルロ・ラリー、優勝した男の元に電報が届きます。
「ブラボー、愛してます」

これにやられない男はいないでしょう。
疲れきったその体で車を走らせる男。カウリスマキの『ラヴィ・ド・ボエーム』では音楽に合わせた動きで笑いを誘ったワイパーが、ここでは女のもとへ急ぐ男の気持ちを代弁します。

そして、抱き合う二人。

男と女 映画

ところが、結ばれるはずの夜、夫との幸せな日々が脳裏をかすめる女、別れる二人。

それでも、別れた後、二人は同時に同じ光景を思い出すのです。

それは、レストランでのやりとり。
料理を注文したのに立ち去らないボーイ。
「何か注文しないと悪いみたい」と女。
「喜ばせよう」と男。
そして…。

『カサブランカ』のハンフリー・ボガードの「君の瞳に乾杯」、『リオ・ブラボー』のジョン・ウェインの「君を逮捕する」に続いて、一度は言ってみたい台詞第3弾。

男はボーイに一言こう告げます。
「“部屋”を頼む」

ダバダバダ~♪
言ってみた~い!(笑)
思わず顔が真っ赤になりそうですが、ほんとにたまらないシーンです。

二人の恋の、そして愛の行方は…。

冬ソナ、セカチュー、いま会いと、今や純愛ブーム真っ盛りの日本ですが、恋愛といえばやはりフランス。

そういえばビリー・ワイルダーの『昼下がりの情事』のオープニングでは、子供からお年寄り、動物から銅像まで、パリ中のキスシーンで溢れていましたよね。

タイトルもずばりそのまま『男と女』、フランシス・レイのダバダバダ~♪をバックに、今宵はこのめくるめく愛の世界に浸ってみてはいかがでしょう?

「私の夢の世界で、あこがれの人生」
~クロード・ルルーシュ~

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[原題]Un homme et une femme
1966/フランス/104分
[監督]クロード・ルルーシュ
[音楽]フランシス・レイ
[出演]アヌーク・エーメ/ジャン=ルイ・トランティニャン/ピエール・バルー

→予告編 →他の映画の感想も読む

 

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*Comment

■>テコさん

小学生の時にこの映画をご覧になったとは!
でも、小学生じゃやっぱりちょっと早いですよねこの世界は(笑)
自分もたまに観返す映画の1本ですが、何回観てもほんとにたまりません!
仰るように画面の感じがいいんですよね、どっぷりとこの世界にはまってしまいます。
micchii |  2012.04.26(木) 09:11 |  URL |  【コメント編集】

■最初は

何だよこの映画って子供だったので、思ったのです。最初見せられたのが小学生だったので・・わかんないですよねー
2・3年ぐらい前にもう一度観て、アヌーク・エーメ綺麗だよー
画面も好きな感じだよーって 改めて惚れました。
これから、定期的に観たくなるような予感!
テコ |  2012.04.25(水) 12:03 |  URL |  【コメント編集】

>cocoa様
初めまして、TB&コメントありがとうございます。
“ダバダバダ~”、確かに日本映画には使えそうにないですよね(笑)
レディースdayですが、大きく頷いてしまいました。
なるべく避けるようにはしていますが、仕方なく行くはめになった時には、おばさま方のおしゃべりにはほんとに勘弁してほしくなります・・・。
micchii |  2005.07.10(日) 11:22 |  URL |  【コメント編集】

はじめまして。TBありがとうございました。
〝ダバダバダ・・~〝はこの映画ならではですよね。日本映画には決して使えそうにないですね。
私からもTBさせていただきます。


cocoa |  2005.07.08(金) 22:03 |  URL |  【コメント編集】

>ken様
コメントありがとうございます。
ワイパー、カウリスマキ他の映画でもやっていたかもしれません。あの人は小技に凝りますからね(笑)
トランティニャン、レビューサイトに、ドロンじゃクールすぎるしベルモンドじゃ軽すぎると書いてあるのを見かけたことがあるんですが、まさに彼がぴったりですよね。

>kaz.様
TB&コメントありがとうございます。
アヌーク・エーメの美しさはほんとに立ちくらみものですよね。
彼女からあんな電報が届こうものなら、日本からでもモンマルトル1540に馳せ参じます(笑)
micchii |  2005.06.22(水) 17:13 |  URL |  【コメント編集】

■TBどうも。

恋愛映画の傑作ですね、これは。
アヌーク・エーメの美しさに立ちくらみを覚えたモノです。^^
こちらもTBさせてもらいますね。
kaz. |  2005.06.21(火) 06:20 |  URL |  【コメント編集】

■リンク、どーもです!

「ラヴィ・ド・ボエーム」はまだ見ていないんですが、音楽にあわせてワイパーを動かす。何か他の映画でも見たことがあるような気が。他のカウリスマキだったかなぁ。

でも、官能的な場面の写真ですね。アヌーク・エーメとトランティニャン、俳優の見栄えもお話にぴったりなんですね。
ken |  2005.06.20(月) 20:42 |  URL |  【コメント編集】

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