2016.04.16

『ボーダーライン』(ドゥニ・ヴィルヌーヴ)

ボーダーライン

Twitterでのつぶやきをまとめておきます。


ロジャー・ディーキンス先生ヤバい。神。

話的な目新しさはないけど、撮影が神懸かってる。街中を進む特殊部隊の車両の隊列と前後を固めるメキシコ警察、銃撃戦なんか起きなくても、ただ車を走らせているだけでも何時間でも観ていたい。絵的なかっこよさも張り詰めた空気感も尋常ではない。大スクリーンで観てこその大傑作。

ボーダーライン 車両

空撮もロングショットも決まりまくりで全編手を合わせて拝みたいレベルだけど、キター!と思わずスタンディングオベーションしたくなったのは、トンネル作戦開始時の夕焼けの空の色。色のタイプは違うけど、近年の空の色では『戦火の馬』のラスト数分のヤヌス・カミンスキーと双璧。

ボーダーライン 夕焼け

銃撃戦で一番痺れるのは実は静→動に切り替わるその瞬間だけど、渋滞にハマってからのじりじりとした睨み合いがたまらない!周りに大勢の一般人がいようが、コンマ何秒でも躊躇しようものなら即死亡な相手なので、一つのミスも許されない。精鋭部隊のプロの“間合いの詰め方”最高。

ボーダーライン 銃撃戦

最初にちゃんとケイト(エミリー・ブラント)の有能ぶりを見せておいてから、「Welcome to Juarez.」の一言と吊るされた惨殺体だけで“世界が違う”ことをわからせるのも巧いよなぁ。彼女は十分に有能だけど、結局は最初に言われた通り“ただ見てただけ”。

目でわからせるといえば、あえて映さない尋問シーンも最高だよなぁ。尋問といえば水攻めだけど、最初に普通のペットボトルと紙コップを見せておいてからの、超巨大なペットボトル!あのペットボトルのでかさだけで、実際の尋問シーンなんか映さなくても、いかにヤバい尋問か一目でわかる。

ボーダーライン ペットボトル





[原題]Sicario
2015/アメリカ/121分
[監督]ドゥニ・ヴィルヌーヴ
[撮影]ロジャー・ディーキンス
[音楽]ヨハン・ヨハンソン
[出演]エミリー・ブラント/ベニチオ・デル・トロ/ジョシュ・ブローリン/ヴィクター・ガーバー/ジョン・バーンサル/ダニエル・カルーヤ/ジェフリー・ドノヴァン

→予告編 →他の映画の感想も読む

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『ボーダーライン』のポスター集

 

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