2004.02.26

No.75 愛すべきロベルト・バッジョ vol.2

久々のサッカー日記は、No.3の『愛すべきロベルト・バッジョ』以来の、バッジョが主役です。

きっかけは、このコーナーでも何度か登場している雑誌Sportivaの最新号。前は毎月買っていたものの最近はおっと思う記事がある時だけ買っているんですが、今回の特集は『オヤジ、がんばる』。そしてその中にあった記事のタイトルが、『ファイナル・ファンタジスタ、これは最後の輝きか?』でした。

“ラスト・サムライ”ならぬ“ファイナル・ファンタジスタ”、これには一本取られました。“ラスト・ファンタジスタ”ではなく“ファイナル・ファンタジスタ”というところがポイント。

そして、「大安売りされているファンタジスタという言葉だが、そう呼ばれるに値する数少ないひとり。」としっかり書かれていたところも、さすがSportiva。

そして、2ページに渡って書かれていたその記事の最後の数行に、不覚にも涙を流したのでした。

バッジョは今シーズン限りの引退を発表しながら、最近になって少し揺れているみたいですが、彼の引退についてのいろんなコメントが載っていて、代理人ヴィットリオ・ペトローネ氏、スキラッチ、トラパットーニのコメントなどが紹介された後、最後に載っていたのがマッツォーネの言葉でした。

今はボローニャの監督として中田英寿の監督でもある彼ですが、ブレシア監督時代には、バッジョと深い絆で結ばれ、バッジョが心から楽しんでプレーすることができたのも彼あってのことでした。
そのマッツォーネのコメント。

「もしロベルトが引退してしまったら、サッカー界はファンタジーの最高の体現者を永遠に失ってしまう。」

これは、世界中のバッジョを、そしてサッカーを愛するすべての人々の共通した思いではないでしょうか。

さらに、別のページで“オヤジ”の一人としてこちらも2ページの記事が載っていたシニョーリの言葉。

「もしいつか彼と話す機会があったら、“やめるなんてまだ考えるな”と、そう忘れずに伝えておいてくれよ。でも、それでも彼がどうしてもって言うのなら、そのときはこう言ってやってくれ。“君のような選手を、サッカーはまだまだ必要としている”とね。」

他のどんな凄い選手でもできない、バッジョにしかできないプレーの数々を、みんなまだまだ、ファンだけでなく現場の選手や監督たちも見ていたいのです。いつまでもいつまでも・・・。

あのプラティニをして、「彼はファンタジスタでもなければ、ストライカーでもない。天才バッジョに該当するポジションは存在しない。」と言わしめた、イタリアの至宝を超えてサッカー界の至宝ロベルト・バッジョ。辞めるにはまだまだ早過ぎます。

最後に、何よりも信じたいコメントを。発言者は、先ほども登場したシニョーリです。

「いま、ロベルトが“引退”を考えているという話をよく聞くようになったけど、ロベルトのことをよーく知っている私からしてみれば、彼はきっと、もう一度(引退を)考え直すに違いないと思っている。これは、ほとんど確信に近い。」



 

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