2009.07.02

ジョニー・トー映画、“男たちの晩餐”名場面

前回、「改めて別のエントリーにしたいと思います」と書きましたが、その質問とは、「あなたの映画には食べるシーンがとても多いですが、特別な意味はあるのでしょうか?」というもの。

確かに、トーさん映画には、食事のシーンが多いです。

「食事と映画のどちらもとても愛しているから、私にとってその2つは切り離せないんだ(笑)。それに食卓を囲んでいると、キャラクターたちのさまざまな感情が出てきやすいものだからね。」

というのがトーさんの答え。

そこで、今回は、トーさん映画の食事の名場面をいくつかピックアップしてみたいと思います。

食卓ではありませんが、この質問を読んで、真っ先に浮かんだのがこの場面でした。

ブレイキング・ニュース

「俺は食うのが好きで、金は全部食いもんに消えちまう。お前は?」
「店を持ちたいんだ。変か?」
「俺もだよ」

偶然行動を共にすることになった強盗と殺し屋が一緒に料理し、二人の間に絆が芽生える。トーさんの食べ物関係では屈指の名場面。
ケリー・チャンよりも、ニック・チョンよりも、“悪役”であるこの二人に観客が完全に感情移入してしまう瞬間です。


食卓を囲むといえば、なんといってもこれは外せないでしょう。

ザ・ミッション/非情の掟30

「逃がすか?」
「見張りが」
「それじぁ飯を済ませよう。最後の晩餐だな」
「いいね」

銃をテーブルの上においての、“最後の晩餐”。


二人での食事といえばこれでしょう。

柔道龍虎房

「チン、ブクブクするな、食え」

この前“男ならこれで泣け!”というランキングをUPして、トーさん映画からは『再見阿郎』を挙げましたが、このシーンも、トーさん映画屈指の泣きの名場面。


“食事”ではありませんが、二人でテーブルで向き合うといえば、これも外せません。


トーさん伝家の宝刀“ただいま、男だらけの放課後”屈指の名場面、ワイングラス割り対決。


最後はやはり、食卓を囲むこの名場面。

エグザイル/絆

ついさっきまで命のやり取りをしていた男たちが、一転して笑顔で食卓を囲む。
銃弾入りのスープに爆笑する男たち。全編に渡ってユーモアに溢れた映画ですが、このシーンほんとによかったなぁ。


ただ、あまり食べてばかりいるとこうなるということで、最後はおまけ。

ダイエット・ラブ




【関連記事】
ジョニー・トー映画、“男たちの晩餐”名場面 vol.2

→ジョニー・トーINDEX

 

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*Comment

■>Cardhuさん

近いうちに第2弾も予定していて、レンゲも取り上げようと思います!
キャプチャが難しいんですが(笑)

「2」、出ませんね~・・・。
micchii |  2009.07.21(火) 13:05 |  URL |  【コメント編集】

■嗚呼、勘違い!

レンゲでした~!
なんかバリバリ食べてた印象はあったのに、ちょっと記憶が・・・。「2」・・・DVD出ませんね~。
Cardhu |  2009.07.16(木) 18:25 |  URL |  【コメント編集】

■>やっほーさん

『ダイエット・ラブ』、ウケていただけて何よりです、これありきのエントリーでしたので(笑)

『柔道龍虎房』のシーンほんとに良いですよね。
ああいうさりげないシーンに、トーさんの本物の演出力を感じます。
micchii |  2009.07.14(火) 15:04 |  URL |  【コメント編集】

■>5011さん

確かに香港映画って食事のシーンが多いですね。
大好きなウォン・カーウァイにも印象的なシーンがたくさんありますし。

そして、言われてみればほとんどが外食な気がしますが、これはトーさん映画は特にそうかもしれませんね。
トーさんの映画の主人公に、“家庭的な人物”はほとんどいませんから(笑)
micchii |  2009.07.14(火) 14:41 |  URL |  【コメント編集】

■>けろにあさん

けろにあさんも『ブレイキング・ニュース』ですか!
確かにありえねーですが、ありえねーでぐっとこさせるのがトーさんの十八番ですからね。

『エグザイル/絆』のじゃんゆーのフライパンさばきは、けろにあさんにはたまらないでしょうね(笑)
micchii |  2009.07.14(火) 14:26 |  URL |  【コメント編集】

■>tonboriさん

押井さんは何といっても『立喰師列伝』がありますからね。
一度でいいから立ち食い蕎麦屋で、「ケツネ、お蕎麦で。コロッケも欲しいなぁ」と言ってみたいです(笑)
micchii |  2009.07.14(火) 14:16 |  URL |  【コメント編集】

■>Cardhuさん

オチに反応していただいてありがとうございます。
オチありきで作ったエントリーですので(笑)

割れたお碗もありましたっけ?砕いたレンゲはありましたが。

赤飯とラーメンは未見ですが、お茶漬けは印象的でしたね。
でも、茶碗を自分で洗わないといけませんが、しかも素手で(笑)
『県警対組織暴力』はセックスシーンも強烈でしたね~。

北野映画は、言われてみればそうですね。
micchii |  2009.07.14(火) 13:44 |  URL |  【コメント編集】

■あはは

あたしも最後のダイエットラブで、笑っちゃいました。

あたしの大好きな「柔道」シーン、良いですよね。
同じせりふが繰り返し繰り返し。
そして、違う意味を含んでいくのが良いです。

あとは「文雀」のご飯シーンも好きです。
これも繰り返しの面白さ。
やっほー |  2009.07.10(金) 20:48 |  URL |  【コメント編集】

トーさんだと他にも「PTU」や「文雀」に会食の場面があるし、トーさん以外でも香港映画って食事の場面が多いように思います。
「エレクション」のサイモン・ヤムと息子の二人の食事も印象的だった。
でもほとんどが外食ですよね。
で、これが日本映画だと外食場面が少なくて家ゴハンばかりな気がします。
向田邦子のTVドラマとか。
なんでも向田邦子の場合は脚本に献立まで指定してあったとか。
やっぱり「食」に対する考え方の違いなんですかね。
5011 |  2009.07.05(日) 08:53 |  URL |  【コメント編集】

■やはり『ブレイキング・ニュース』

お久しぶりです!
トーさん作品の食事に関係するシーンで、一番最初に思い浮かべたのは、私もやはり『ブレイキング・ニュース』の料理シーンです。
『エグザイル/絆』の料理シーン、食事シーンももちろんいいんですが、『ブレイキング~』の料理シーンが一番ぐっときました。
あんな状況で殺し屋と強盗団のリーダーが料理するなんて普通ありえねー、ゆえによけいにぐっときますねぇ。
けろにあ |  2009.07.05(日) 03:00 |  URL |  【コメント編集】

■そういえば

押井監督も食事というかメシを喰うシーンにはごだわりありますよね(笑)
やはり『大事件』の食事シーンが一番好きかな。『槍火』も好きですが。
tonbori |  2009.07.04(土) 00:13 |  URL |  【コメント編集】

■オチに笑いました・・・

『ダイエットラブ』をこの流れでもってくるとは!笑
食事シーン・・・割れたお碗を食べるシーンなんてのもありましたね~笑

深作欣二監督も食べ物が印象的なシーンが多かったです。『現代やくざ 人斬り与太』の赤飯、『人斬り与太 狂犬三兄弟』のラーメン、『県警対組織暴力』のお茶漬け・・・etc。
逆に同様に暴力を描くことが多い北野武は食事シーンはほとんど描かず・・・セックスと同じで恥ずかしいから描きたくない、というような答えをしているインタビューもあったはず
。なかなか興味深いものがありますよね、映画における食事シーン!
Cardhu |  2009.07.03(金) 00:22 |  URL |  【コメント編集】

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