2002.10.07

No.50 アンダルシアダービー~第1幕~

今回の試合は、規模・レベルではスペインダービーには大きく及ばないものの、熱さならスペイン一とも言われるアンダルシアダービー、セビージャVSベティス、舞台はセビージャのホームスタジアムラモン・サンチェス・ピスファン。
最近のベティスの快進撃、セビージャファンが面白いはずがありません。スタジアムは開始前から発煙筒あり、逮捕される者ありと、早くも臨戦態勢。

試合は、バルサを3-0で一蹴した勢いそのままにベティスが完全に優勢。
セビージャは極度の得点力不足に悩まされていることもあり、攻撃にまったくといっていいほど迫力がありません。それに加えベティスの前線からのプレッシャーのかけ方が完璧で、相手陣ハーフウェイあたりで早くも囲みにかかるため、セビージャとしてはパスの出しどころがありません。

そんな試合内容に怒りが収まらなかったのか、スタンドから怪しい人影が・・・。素晴らしいスピードとはいきませんでしたが、うまく警備の目を盗んでピッチに走りこんできたこの男、なんとベティスGKプラッツに飛びかかりました。
しかし、プレーでも素晴らしいセーブを連発し、落ち着いたセービングを見せるプラッツ、シュートだけでなく暴漢も落ち着いて処理。まったく動揺は見られませんでした。

乱入者も虚しく、先制したのはベティス。バルセロナ戦でも見せました一撃必殺のカウンターアタック。相手ボールを奪ってからがほんとに速いです。1人がスピード溢れるドリブルで駆け上がってみんながついていくというのではなく、人数をかけて雪崩のように押し上がっていきます。
今回も、自陣から一気に駆け上がったかと思うと、カピから左のデニウソンに渡り、折り返したところをホアキンがヘディングでゲット!文句なしのカウンターアタックでした。

カウンターアタックといえば、数年前のバレンシアのカウンターアタックはまさに稲妻でした。メンディエタからクラウディオ・ロペスへというその稲妻のような一撃は、想像を絶していました。スピードではあのカウンターアタックに譲りますが、ベティスのそれも決定力という点では負けていません。

一方セビージャは、攻撃に移ったときに勝負になったのは右サイドのガジャルドだけ。これでは点は入りません。

しかし、ベティスは先制し、しかも一方的な展開のため集中力が切れてしまったのか、後半は一気に内容が落ち、セビージャも攻撃の形が作れるように。この日一番の決定機は、右サイドからのボールを誰かわかりませんでしたがシュートしたボールは惜しくもポストに、跳ね返ったところをレジェスがシュートしましたが、今度はバーを直撃。運に見放されましたセビージャ。

しかし、今度はアントニートからレジェスとつないでレジェスが左サイドをえぐって折り返し。ゴール前人数が揃っていたセビージャでしたが、ゴールに流し込んだのはベティスDFファニート、痛恨のオウンゴールでした。

その後、ベティスはアルフォンソの見事なヒールパスからカピが決定的なシュートを放ちましたが、これはセビージャGKノタリオがスーパーセーブ。

ベティスは、2日後に迫っているマドリー戦のために休ませるためかデニウソン、アルフォンソを交代させ、引き分けで十分というモチベーション。
一方セビージャも、今の戦力比較からは負けなければよしという感じで、お互いに2点目を取りにいく気迫が見られず退屈な試合に。

そんな中、唯一の楽しみはこの前必見と書きましたマルコス・アスンソンのFK。今日いい位置からのチャンスは3回ありましたが、得点には至りませんでしたが3本とも文句なしの精度。特に3本目は惜しくもサイドネットでした。速い上に一気に落ちる彼のボール、ベッカム、バッジョ、俊輔などの美しい曲線とはまた違います。どちらかといえばこの前のデル・ピエロの一撃と曲線が似ています。

アスンソンはFKだけでなく、ほとんどの攻撃が彼を経由するように、彼のところにボールが渡るとほんとに落ち着きます。しかも長いこと持つのではなく、ワンタッチでチームにとって一番いい所にはたきます。こんな選手が1人いるかいないかで、チームはほんとにがらっと変わってしまいます。献身的な守備も文句なしです。
そのため彼にかかる負担が大きすぎて疲れが心配ですが、ベティスの快進撃を支えているMVPは間違いなくアスンソンです。よくローマが出したなとつくづく思いますが、ベティスにとっては最高の補強でした。

試合はそのまま1-1のドロー。ベティスこれまで錚々たる顔ぶれと戦って最高の試合を見せてきましたが、相手のレベルが落ちるとそれに合わせてしまうんでしょうか。
今日も前半45分は素晴らしかったですが、後半はまったく別のチームというほどひどい内容でした。倉敷さんは「勝ち慣れてない」とおっしゃっていましたが、その通りかもしれません。
でも、こういう試合で確実に勝ち点3を取っていかないと、4強に食い込むにはもう一歩となってしまいます。どんな相手でもモチベーション十分に戦えるようになるのが、これからのベティスの課題のようです。

そして、明日の深夜には、いよいよベティスVSマドリーの残り47分が行われます。マドリーはロナウドが出れるんでしょうか。2節の段階では彼は登録されていなかったわけで、出てくるのは反則なような気がしますが、彼が出てくればこの大一番がより盛り上がるのは間違いありません。
それでも、ベティスとしてはいくら1点リードしているとはいえ、ロナウドに出てこられると少しつらいかなという気がします。守備陣がとてもじゃありませんが一流とはいかないのでマドリーの猛攻にどこまで耐えられるかが鍵でしょう。
一番の注目は、ホアキンVSロベルト・カルロス、ホアキンにぶっちぎって欲しいです。頑張れベティス!

 

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2002.10.07

No.49 怪物見参!

今回の話題は、ついに登場したロナウド。見た試合はレアル・マドリーVSアラベス。舞台はマドリーのホーム、サンチャゴ・ベルナベウ。
移籍市場であれだけの大騒動を起こしておきながら、いまだ出場さえなかったロナウド、ついについにベンチ入りしました。

ラウルを欠いたFWの先発にはポルティージョ。カンテラ(下部組織)でのラウルの記録を次々に塗り替えてきたというこちらも超期待の選手。大金を払って超大物を取ってばかりいるという印象の強いマドリーですが、実はカンテラの充実度でもダントツで、スペイン代表にも選ばれたラウール・ブラーボ、さらにポルティージョ、そしてカンビアッソにグティなどもみんなカンテラ出身の選手たちなのです。マドリーの選手層の厚さはこういうところから生まれています。
今シーズン一気にブレイクしたカンビアッソも、レンタル先のリーベル・プレートから呼び戻した形ですが、レンタル帰りのため、獲得にお金はかかっていません。マドリーが世界一のクラブであり続けられる強さの秘訣がうかがわれる話です。

この試合も、ラウル、モリエンテスを欠いても、グティ、ポルテージョの2トップにベンチにはロナウド。さすが世界選抜マドリーです。中盤の底ではカンビアッソとマケレレが縦横無尽に働き、右フィーゴに左ジダン。文句のつけようがありません。

試合開始早々の2分、アベラルドがあっさりジダンにかわされ、ジダンが狙いすました見事なシュート。まさにブラボ~なゴールでした!楽々とマドリー先制。
その後もアラベスはボールに触らせてさえもらえないという状態でマドリーの一方的試合。

32分、ポルティージョがアベラルドに倒されPK。これをフィーゴが難なく決めて早くも2点目。
ここまでは完全に一方的な展開でしたが、雨のため受信が不能になり、映像が復活した瞬間アラベスが1点を返し、ここからはアラベスもいい形が作れるように。

それでも、前半は2-1でそのまま終了。何度かベンチのロナウドの映像が映りましたが、行儀が悪いというか態度でかすぎ(笑)

後半15分過ぎ、いよいよロナウドがスタンバイ。しかし、交代待ちの間にマケレレがペナルティーエリア内でイバン・アロンソを後ろから倒してしまいアラベスにPK。
しかし、ここはマドリーの若き守護神カシージャスが完璧にシャットアウト。反射神経がずば抜けているカシージャスですが、PKにもほんとに強いです。

そして、いよいよ後半19分ロナウド登場!なんとその直後、ロベルト・カルロスのセンタリングにアラベスDF2人がかぶってロナウドがフリーに。抑えた見事なボレーシュートでロナウドが見事ゲット!登場からわずか1分の後半20分でした。
まさに出来すぎとはこのことで、いきなり決めるかよロナウドという感じで早くも決めてしまいました。ロナウドやっぱり役者が違います。

その後フィーゴがオフサイドトラップのミスをついてキーパーと1対1になり、落ち着いてこの日2点目を決めスタジアムはもうお祭り騒ぎに。

さらに、マケレレに代わって入ったマクマナマンからのどうぞ決めてくださいと言わんばかりの優しいパスをまたもやロナウドがゲット、なんとロナウドいきなり2得点!サンチャゴ・ベルナベウには大ロナウドコールが。
フィーゴも、そして前半あれだけブラボ~なプレーを見せていたあのジダンでさえも、ロナウドの前ではかすんでしまって存在感なし。スーパースターというのはここぞという時に必ず決めるものです。ロナウドにとっては世間の雑音を黙らせるためにも、ここぞという時はまさにこの試合でした。その試合で文句なしの2得点。しかもただゴールを決めただけでなく、ピッチの上での存在感もダントツ。役者が違うとはまさにこのことです。

その後アラベスに1点返されたものの、終了直前またもやロナウドにチャンス。おいおい25分ほどの出場だけでハットトリックかよと思われましたが、ここは惜しくも右に外しました。

それでも、試合は5-2でマドリー圧勝。点差だけでなく、内容的にも見事なパスワークやレベルの違う個人技など、見ていてもほんとに楽しいマドリー。これでラウルが戻ってきたらどうなってしまうんでしょうか・・・。

そして、日本時間8日深夜には、2節に停電によって前半43分から再開とされたベティスVSマドリーがあります。超攻撃的サッカーの応酬、必見です!個人的にはベティスを応援です。

 

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2002.10.06

No.48 俊輔魅せた!

今回の話題は、バッジョVS俊輔のファンタジスタ対決というふうにマスコミでも騒がれていたレッジーナVSブレシアの試合、舞台はレッジーナのホーム、スタディオ・オレステ・グラニッロ。
確かに俊輔の技術、センスは素晴らしいものがありますが、バッジョと並べて扱うのはあまりにもバッジョに対して失礼な話。バッジョファンとしては「格が違うわい!」と叫びたくなるところですが、俊輔にもおおいに期待して試合開始。

バッジョは相変わらずのプレーで、ボールをもらう動き、次にどうするかの一瞬の判断、優しいパスと、どれをとってもこのレベルの試合の中では格が違います。何より、顔でファウルが取れるところがさすがバッジョ。Jリーグでも昔、ジーコが倒されたら全部ファールというように、ジーコも名前でファウルをもらっていましたが、今のバッジョもそのレベルに達しているようです。これはさすがにDFがかわいそうだろうというのでもことごとくファウル、バッジョかなりおいしいです。

前半11分、ショップ→バッジョ→ショップと見事なワンツーから、ショップがダイレクトで折り返し、ターレがつぶれたところをアッピアーがゲット!バッジョの優しいワンツーのパス、ショップもダイレクトで折り返したこと、DFを引きつけて犠牲になったターレ、決めたアッピア、すべてが見事でした!

その後もどちらかといえばブレシアのペースでしたが、前半終了間際の43分、レッジーナはショートコーナーからピエリーニがゲット!その前にも惜しいヘディングがありましたが、彼の高さはレッジーナにとって一つ大きな武器になりそうです。

しかし、同点になったのも束の間、ブレシアはゴール正面のFKからバッジョが低い弾道のシュート、こぼれたところに詰めたターレが倒されPKをゲット。この前のローマ戦では一度止められているバッジョですが、今日は一発で決めてくれました。完璧にコースは読まれていましたが、スピードで勝りました。
このまま1-2で前半は終了。

後半は、一転してレッジーナのワンサイドゲーム。一方的に攻め続けました。それでもアイデア、決定力共にいまいちで、押しながらも形になりません。そんな中後半30分、この試合初めてといっていいほど完璧に崩して左サイドから上がったボールに、俊輔がダイレクトでシュート。惜しくもというよりかなり左にそれましたが、形としては見事でした。

そして、後半36分。ゴール正面少し距離があるところでレッジーナにFKのチャンス。俊輔は「俺に蹴らせろ」とばかりレオンを押し退けてボールをセット。
ブレシアGKスルニチェク大胆というか無謀というかそれはないだろうというポジショニング。いくら壁を作っているとはいえ、あまりにキーパーから見て右に寄り過ぎで、彼から見て左はがら空き。誰が見てもここに蹴って下さいとばかりガラガラ。彼は俊輔のFKを見たことがないんでしょうか。俊輔もずいぶんとみくびられたものです。並みのキッカーのシュートならあのポジショニングからでも弾くことくらいできるかもしれませんが、俊輔もFKに関しては十分にトップレベルです。
案の定ボールはがら空きのサイドへ。キーパー慌てて飛びついてなんとか手には当てたものの、ボールはゴールの中へ。先日のデル・ピエロのFKのように、パーフェクトな一撃というほどのキックではありませんでしたが、あのポジショニングも幸いして見事にゴール!スルニチェクも今度からはもっと真剣に考えるでしょう。

試合はそのまま2-2のドロー。レッジーナとしてはホームということもあり、後半一方的な展開だったこともあってぜひとも勝ち点3が欲しかったところ。
しかし、俊輔個人としてはこれでまたイタリア中にその存在を知らしめることができたことでしょう。頑張れ俊輔!

 

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2002.10.05

No.47 凄いものを見てしまった・・・

今回の主役は、ユベントスのイタリア代表、ご存知アレッサンドロ・デル・ピエロ、見た試合はチャンオンズリーグの第3節ユベントスVSニューカッスル、舞台はデッレ・アルピ。

まず初めに、今回は長々とは書きません。理由は後ほど。

他にもデル・ピエロの2点目や、完璧なゴールながら不可解な判定によって認められなかったシアラーのシュートなど、素晴らしいシーンはいくつもありましたが、いろいろ書くとあの凄さが薄れてしまうようであえて書きません。

なんといっても、デル・ピエロの1点目の直接FK。ペナルティーエリアのすぐ外からでした。
あまりにペナルティーエリアに近いとかえって難しいとよく言われるのは、キックが落ちきらずにバーの上を越えてしまうからなんですが、その常識からすると今回の位置はあまりにも近すぎました。しかししかし!

強さ、速さ、コース、落ち方、すべてが完璧!何も言うことありません。キーパーまさに一歩も動けず。
あんなの蹴られたら、やられたほうも一言「すいません」とでも言いたくなるような、パーフェクトな一発。久しぶりに凄いものを見せてもらいました・・・。
ハイライトでもなんでもいいので、もしまだ見てない方はぜひぜひ見てみてください!超がつくワールドクラスな一撃でした。

 

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2002.10.04

No.46 ピッポ~!

まず初めにピッポとは、ACミランのイタリア代表フィリッポ・インザーギの愛称です。今回の話題は、チャンピオンズリーグ第3節、見た試合はバイエルン・ミュンヘンVSACミランです。ファイナルとまではいかないまでも、セミファイナルくらいで当たっても全然おかしくない好カード。
すでに勝ち点6でしかもミュンヘンでの試合ということで引き分けでも十分なミランと、引き分けでもかなり苦しくなるため必勝体勢のバイエルン、大一番となりました。スタンドにはベッケンヴァウアー、ゲルト・ミュラーの顔も見えました。

さて、バイエルンのスタメンはカーン、ロベルト・コバチ、リンケ、タルナト、サリハミジッチ、ハーグリーヴス、イェレミース、バラック、ゼ・ロベルト、エウベル、ピサッロ。ショルとダイスラーを欠いているため、中盤がイマイチといえばイマイチですが、素晴らしい顔ぶれであることは間違いありません。
それでも、ショルがいないのはやはり大きくて、彼がいないと攻撃にアクセントが効きません。バラックが入ったため彼にかなり期待できますが、バラックはボランチの位置から飛び出していってこそ威力のある選手、ショルがいるといないでは、バイエルンでもドイツ代表でもかなり違ってしまいます。

一方ミランは、ジーダ、シミッチ、ネスタ、マルディーニ、カラーゼ、ピルロ、ガットゥーゾ、セードルフ、ルイ・コスタ、インザーギ、リヴァウド。こちらは最近の固定されたメンバーです。攻撃陣の顔ぶれはほんとに凄いです。

試合の方は、お互いに前線からの守備が素晴らしく、ボールを持って前を向くのさえ一苦労という試合。ミランは守備は素晴らしかったですが、前半はシュートさえ打てない状態で、バイエルン攻勢、それでもバイエルンの方も、見せ場はバラックの素晴らしいボレーシュート(ジーダの好セーブでわずかに左に外れる)と、ハーグリーヴスのシュートをジーダが弾いたところをエウベルが詰めてフリーを外してしまったシュート(でもこれはオフサイド)くらい。

バイエルンの方は何が何でも負けられないという気迫がいまいち感じられませんでした。ここ一番のバイエルンというのはほんとに尋常ならぬ精神力を見せてくれますが、今回の試合ではそれが見られませんでした。
ミランの方では、リヴァウドの動きが最悪で、多少無理をして出ていたようですが、あのレベルの動きだったらトマソンを出した方が遥かにマシというレベルでした。

後半、まったくダメだったリヴァウドがこの試合唯一とも言える仕事をしました。52分、セードルフからのボールをワンツーで返したのがリヴァウド、この時点ですでに勝負あり、あとはセードルフからのパスをインザーギが楽々ゲット。インザーギほんとにいいポジションにいます。ゴール前の嗅覚という点では世界でも間違いなく5本の指には入ります。
毎試合のように大量のオフサイドにかかる彼ですが、100回オフサイドにかかっても101回目に1点取ればいいというのが彼のスタイル、DFにとってはこれほど嫌なFWはいません。オフサイドトラップが百発百中で決まるわけはありませんし、1回でも失敗しようものならインザーギの思うつぼです。

DFにとって一番嫌なのは、この前書いたコバチェビッチのように有無を言わさず“ぶち込んで”くるタイプと、インザーギのようにどんな時も相手の背後を狙っているタイプ。
しかも、後者の中ではインザーギはずば抜けているような気がします。

しかし、ミラン先制のわずか2分後、バイエルンも黙っていませんでした。右サイドでサリハミジッチがピルロを軽くかわして素晴らしいクロス、決めたのはピサッロ。ネスタも競っていましたが、ネスタの頭一つ上をいってました。あんなに完璧に競り負けるネスタは初めて見ました。これはピサッロの高さが1枚上手でした。

この後ミランは、精彩を欠くリヴァウドに代わってアンブロジーニを投入、そしてこれまたイマイチのピルロに代えてセルジーニョを投入。このセルジーニョ投入が結果的には当たりました。試合終了も差し迫った84分、左タッチライン際でセードルフからのヒールキックを受けて攻め上がったのがセルジーニョ、そして彼からのクロスに二アサイドで飛び込んで試合を決めたのはまたしてもインザーギでした。カーンがどうすることもできない完璧なゴール。インザーギいよいよ神懸ってきました。3試合でなんと7得点、昨年のチャンピオンズリーグの得点王は確か10点だったと思うので、1次リーグですでに並んでしまうかもしれません。

それでも、昨年もインザーギが落ちていくのと一緒に落ちていったミラン、今年も彼がいなくなってしまったらという不安がよぎりますが、彼が怪我で抜けてもその頃にはシェフチェンコが帰ってきていて、彼もダメでもまだトマソンにリヴァウドがいます、そしてその頃にはまたインザーギが帰ってきているでしょう。FW陣に関しては穴はありません。

不安は、不動のDFラインに代えがきかないこと。それでもネスタとマルディーニがいる間は安泰でしょう。これでミランはなんとリアソールに続いてミュンヘンまでも陥落させてしまいました。死のGグループでなんと文句なしの勝ち点9、マジで強いです。ミラニスタの皆さんおめでとうございます。インテリスタは・・・。

さて、その他の試合の結果ですが、これで半分の3試合が終了しました。まずは1日目から。

E組では、フェイエノールトはディナモ・キエフと引き分けてなんとか2位を確保。ニューカッスルに2-0で勝ったユーヴェが勝ち点7でトップ。ニューカッスルは勝ち点0で上位3チームの争いに絞られました。

F組では、我らがマンチェスターUがオリンピアコスに4-0で快勝。お気に入りギグスが2得点、あとはベロンとスールシャールでした。この前も書きましたが、スコールズ1人入っただけで一気に攻撃にリズムが出てきました。あんなに点が取れなかったのに今回も4得点。快調です。
もう1試合は、レヴァークーゼンがアウェーでマッカビ・ハイファに0-2で勝利。絶不調だったレヴァークーゼンでしたが、ブンデスリーガでバイエルンに勝って調子が出てきたんでしょうか。
この組は、マンUが勝ち点9のダントツで、残り3チームが勝ち点3で並びました。マンUは3試合で得点11、いい感じです。

G組もう1試合では、デポルティボがランスに3-1で勝利。ここが引き分けてくれるとバイエルンにも望みが残ったんですが、これでデポルティボとバイエルンの勝ち点差は5。バイエルンはランス戦以外はどちらもアウェー。しかもサンシーロにリアソールです。まさに崖っぷちに立たされました。

H組では、バルセロナがアウェーでロコモティフ・モスクワに1-3で勝利。クライファートが1点にサビオラが2点。相変わらずこの2人が頑張っています。
もう1試合は、ガラタサライがホームでクラブ・ブルージュとスコアレスドロー、ガラタサライこれは勝ち点3が欲しかったところでしょう。
結果、バルサが勝ち点9のダントツで、ガラタサライが頭一つリードという形となりました。

2日目に入って、まずはA組、アーセナルがアウェーでオーゼールに0-1で勝利。アウェーでも勝てるようになってきましたアーセナル。プレミアのアウェーでは無敵でも、国外に出るとまったく駄目だったアーセナルですが、今年はさすがに違うようです。エランド・ロードでリーズを1-4で粉砕できるようなチームなので、国外でも勝って当然なんですが・・・。
もう1試合は、ドルトムントがこちらもアウェーでPSVに1-3で勝利。
結果、アーセナルが勝ち点9で、ドルトムントが6。他の2チームは1となりました。

B組では、まずリヴァプールがホームでスパルタク・モスクワを5-0で一蹴。
続いて、バレンシアもメスタージャでFCバーゼルを6-2と粉砕。バレンシアほんとに強いです。このチーム最近ファイナルに2度進むなど安定感なら欧州でもトップクラスですが、そこに爆発力まで加わったら念願のチャンピオンまで見えてくるかもしれません。文句なしに強いです。
リヴァプールもようやくエンジンがかかってきました。プレミアではこの前オーウェンのハットトリックで快勝しましたが、チャンピオンズリーグでもそろそろエンジンがかかってきたようです。
結果、ここもバレンシアが勝ち点9でダントツ。勝ち点4で並ぶリヴァプールとFCバーゼルですが、得失点差5からいってもリヴァプール優位は動かないでしょう。

C組では、AEKアテネがなんとマドリーと3-3のドロー。マドリーはセンターバック以外はベストメンバーでしたが、センターバック2人がエルゲラとパボンというのはちょっとなめすぎ。それでも負けないあたりはさすがですが、3失点もしてしましました。それでもこれはレアル相手に3点取ったAEKアテネを褒めるべきでしょう。
もう1試合は、カッサーノのゴールでローマがゲンクにアウェーで0-1で勝利。それでもゲンクにはホームもアウェーもないでしょう(笑)明らかにチャンピオンズリーグレベルではありません。この前のマドリーとの試合を、チャンピオンズリーグではなくてUEFAカップの1回戦とどこかに書いてありましたが、まさにその通りです。
それでも、これでゲンクが消えれば、WOWOWの放送カードも少しはマシになるでしょう。

最後にD組。なんとインテルがホームでリヨンに1-2と敗れてしまいました・・・。内容的には最悪でも結果だけがついてきていたインテルでしたが、ついに結果さえもこうなってしまいました。リヨンに首位の座を明渡す形に。
それでも、アヤックスがローゼンボリと引き分けてくれたため、なんとか2位の座は確保、といっても総得点の差ですが。D組が一番の激戦区になってしまいました。がんばれインテル!

1次リーグも半分が終了して、3連勝で勝ち点9を稼いだのは5チーム。アーセナル、バレンシア、マンチェスターU、ACミラン、バルセロナ、錚々たる顔ぶれです。これらのチームにマドリー、インテル、ユーヴェ、バイエルンあたありが残りに入ってきてベスト8を構成するようだと、W杯より遥かにレベルの高い凄まじい戦いが展開されそうです。
それでも、そうはいかないのがチャンピオンズリーグで、昨シーズンのレヴァークーゼンのようなチームが出てくるから面白いというのもあります。今年はどこが波乱を巻き起こすんでしょうか・・・。

 

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