2005.05.26

No.78 「You'll never walk alone」

久々の、ほんとに久々のサッカー観戦。といってもスタジアムでの観戦は例によってスタディオ・オリンピコ(「イタリア観戦記」参照)ただ1試合なので、TV観戦ですが。

いったいいつ以来だとサッカー日記を見てみたら、試合について書いてある最後の日記は2003年9月、もう1年半以上も観ていなかったのか・・・。

観たのはもちろん、チャンピオンズリーグ決勝リバプール対ACミラン。
マンUとインテルのファンの自分にとっては、とても微妙な顔合わせ。
さて、どっちを応援するか・・・。

一瞬考えた末、インテリスタがミランの勝利を願うことなどあるはずもなく、リバプールを応援することに。

開始1分と経たずマルディーニ先制。あちゃ~。。。0-1。
でもあれはかなり練習したプレーですね。見事でした。

そして、39分、「完璧に」崩してクレスポ追加点。0-2。

そしてそして、「針の穴を通す男ルイ・コスタ」もびっくりの、「This is スルーパス」、ちゃんと観るのは初めてでしたが、カカはやばいですねほんとに。
クレスポは流し込むだけでした。0-3。

静まり返るリバプールサポーター。前半終了。

TVの前の自分も、「このままだと0-5ぐらいは間違いなさそうだし、寝るかぁ」とも思いましたが、久々のサッカー観戦、最後まで観ることに。

後半、“名将”と言われるだけのことはあるラファエル・ベニテス監督、カカ、ピルロ、セードルフ、ガットゥーゾに面白いように遊ばれていた中盤にテコを入れ、ジェラードを前に上げると後ろはハマンに。

このハマン、最近の情報にまったく疎いので何でスタメンで出れないのか知りませんが、中盤に「安定感」を持たせることができるだけでなく、スコールズ顔負けの弾丸ミドルも蹴れる素晴らしい選手です。

そして、前半とはまったく違う様相を呈し始めた中、9分、ジェラードの見事なヘディングが決まり1-3。

ここでのジェラード、キャプテンとして行動でチームメイトに「これからだ!」と示しただけでなく、スタンドのサポーターに「いつまでも下を向いてるんじゃない、俺たちはまだ諦めちゃいない、みんなももっと盛り上げてくれ、そして信じてくれ!」と、何度も何度もサポーターに呼びかけます。

一気に目の色が変わったリバプールサポーター。

そして、決戦の地トルコはイスタンブールで、あの歌の大合唱が始まったのでした。
リバプール応援歌「You'll never walk alone」。

“You'll never walk alone”、サポーターが選手にかける言葉として、これに勝る言葉はないでしょう。

TVで観ていても鳥肌が立ちました。やっぱり応援はイングランドが一番だなぁ。
並の映画より遥かに泣けました。

そしてわずか2分後、シュミツェルの強烈なミドル炸裂!2-3。

そしてそしてそのわずか4分後、PKを得たリバプールはシャビ・アロンソがジダに止められるものの、自ら押し込んでゴール!!

なんと後半15分で3-3。何年に一度もないような試合、それが久々に観た試合で観れるなんて・・・。

自分にとって何より嬉しかったのは、わずかな時間ながらルイ・コスタの姿を観れたこと。
何度か書いているようにロベルト・バッジョ、ライアン・ギグスと並んで好きな選手ベスト3の一角を担うルイ・コスタです。

結局試合はPK戦の末リバプールが優勝。PK戦はドゥデクの気持ちが勝っていましたね。
信じられないような凡ミスもすればスーパーセーブもするこのキーパー、この日も凡ミスでピンチを招いたかと思えば、完全な1点ものをスーパーセーブで止めるなど、“らしい”活躍。
最後のシェフチェンコは蹴る前から負けていましたね。

というわけで、いやぁ~やっぱりサッカーって素晴らしい!とお腹いっぱいの試合。
さて、次はいつサッカーの試合を観れることでしょうか・・・。

『シーズンチケット』でも観ようかなぁ。

<関連記事>
No.1 イタリア観戦記
No.4 針の穴を通す男ルイ・コスタ
No.55 This is スルーパス
『シーズンチケット』(マーク・ハーマン)



 

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2005.05.16

No.77 歓喜の時

久々のサッカー話。
もうずっとサッカーの試合を観ていないのでここにいろいろと書く資格もありませんが、一言お祝いを。

ずっと前にも書きましたが、管理人はサッカーではプレミアではマンチェスター・ユナイテッド、セリエAではインテル、そしてリーガ・エスパニョーラではバルセロナを応援しています。

そしてリーガ・エスパニョーラ、バルセロナ6年ぶり17度目の優勝。
ライカールト監督のコメントが泣かせます。
「この勝利は、タイトルを取れない間も応援してくれたサポーターに捧げたい。バルセロナの新時代の幕開けにしたい」

そしてデコ、よくぞ言ってくれた!
「レアルが2位なのは、バルサの方が上だからだよ」

しかし、最高の喜びではありますが、複雑な思いになることも。
サビオラはこの優勝をどんな思いで見つめているでしょうか・・・。

話は変わって、バルサ優勝の陰で、個人的にそれ以上に嬉しいニュースを見つけました。

『ギグスがマンUと2年契約延長』

10代でトップデビューを果たし、ジョージ・ベストの再来と騒がれたライアン・ギグスももう31歳。
個人的にはロベルト・バッジョ、マニエル・ルイ・コスタと共に、好きな選手の不動のベスト3を形成しています。

ギグスについての記事はこちら。
『風になった男ライアン・ギグス』

ついにアメリカ人に買収されてしまったマンUですが(現地のファン同様自分も認めていません)、チェルシーの黄金時代を築かせるわけにはいきません。
頼むぞギグス!!



 

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2004.05.22

No.76 ロビーよ永遠に・・・

久々のサッカー日記です。
前はよく買っていたものの、ここ1年弱ずっと買っていなかったワールドサッカーダイジェスト。
コンビニで見かけた最新号を即座に購入したのは、付録のため。
付録はアズーリのNO.10のロベルト・バッジョのジャンボポスター。これを買わないわけにはいきません。

自分の部屋に貼ってあるサッカー関係のポスターは、同じくワールドサッカーダイジェストのジャンボポスターが3枚と、コールやヨークやシュマイケルやスタムがいた頃のマンチェスター・ユナイテッドのチーム写真のポスター。
ジャンボポスター3枚は、ブレシアのバッジョと、マンUのギグスと、同じくマンUのスコールズ。
そこに今回新たにアズーリのバッジョが加わることに。

さらに、6ページに渡って組まれた特集記事も必読の内容でしたが、その中に、世界中のすべてのファンの声を代弁する文章が。以下抜粋。

「一見すると華奢で弱々しい騎士。しかし、ひとたびボールを持てば、繊細なテクニックと神の啓示のような閃きだけを武器にして、鎧で身を固める巨人たちの間に斬り込んでいく―。バッジョという偉大なカンピオーネを前にすれば、すべてが取るに足らない些細なことのようにも見える。」

「わたしたちは、ひとりの偉大なカンピオーネ(名手)が綴った、あまりに美しく、あまりに素晴らしい物語のとりこになっている。自分の命が一日でも長く続くよう祈るのと同じで、この物語が永遠に終わらぬことを祈り続けているだけなのだ。」

そのバッジョの引退試合はなんと7月に日本で行われることに。
世界中のファンに極上のファンタジーを提供する陰で、度重なる手術を受けるなどボロボロの体と闘い続けてきた“イタリアの至宝”にして“最後のファンタジスタ”ロベルト・バッジョ、長い間ほんとにほんとにお疲れ様でした。

 

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2004.02.26

No.75 愛すべきロベルト・バッジョ vol.2

久々のサッカー日記は、No.3の『愛すべきロベルト・バッジョ』以来の、バッジョが主役です。

きっかけは、このコーナーでも何度か登場している雑誌Sportivaの最新号。前は毎月買っていたものの最近はおっと思う記事がある時だけ買っているんですが、今回の特集は『オヤジ、がんばる』。そしてその中にあった記事のタイトルが、『ファイナル・ファンタジスタ、これは最後の輝きか?』でした。

“ラスト・サムライ”ならぬ“ファイナル・ファンタジスタ”、これには一本取られました。“ラスト・ファンタジスタ”ではなく“ファイナル・ファンタジスタ”というところがポイント。

そして、「大安売りされているファンタジスタという言葉だが、そう呼ばれるに値する数少ないひとり。」としっかり書かれていたところも、さすがSportiva。

そして、2ページに渡って書かれていたその記事の最後の数行に、不覚にも涙を流したのでした。

バッジョは今シーズン限りの引退を発表しながら、最近になって少し揺れているみたいですが、彼の引退についてのいろんなコメントが載っていて、代理人ヴィットリオ・ペトローネ氏、スキラッチ、トラパットーニのコメントなどが紹介された後、最後に載っていたのがマッツォーネの言葉でした。

今はボローニャの監督として中田英寿の監督でもある彼ですが、ブレシア監督時代には、バッジョと深い絆で結ばれ、バッジョが心から楽しんでプレーすることができたのも彼あってのことでした。
そのマッツォーネのコメント。

「もしロベルトが引退してしまったら、サッカー界はファンタジーの最高の体現者を永遠に失ってしまう。」

これは、世界中のバッジョを、そしてサッカーを愛するすべての人々の共通した思いではないでしょうか。

さらに、別のページで“オヤジ”の一人としてこちらも2ページの記事が載っていたシニョーリの言葉。

「もしいつか彼と話す機会があったら、“やめるなんてまだ考えるな”と、そう忘れずに伝えておいてくれよ。でも、それでも彼がどうしてもって言うのなら、そのときはこう言ってやってくれ。“君のような選手を、サッカーはまだまだ必要としている”とね。」

他のどんな凄い選手でもできない、バッジョにしかできないプレーの数々を、みんなまだまだ、ファンだけでなく現場の選手や監督たちも見ていたいのです。いつまでもいつまでも・・・。

あのプラティニをして、「彼はファンタジスタでもなければ、ストライカーでもない。天才バッジョに該当するポジションは存在しない。」と言わしめた、イタリアの至宝を超えてサッカー界の至宝ロベルト・バッジョ。辞めるにはまだまだ早過ぎます。

最後に、何よりも信じたいコメントを。発言者は、先ほども登場したシニョーリです。

「いま、ロベルトが“引退”を考えているという話をよく聞くようになったけど、ロベルトのことをよーく知っている私からしてみれば、彼はきっと、もう一度(引退を)考え直すに違いないと思っている。これは、ほとんど確信に近い。」



 

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2003.12.27

No.74 2003年総括

今年最後のサッカー日記は今年の総括を。

前から何度も言ってますように、管理人が応援しているのはマンUとインテルです。

そのマンUは、プレミアリーグは制したものの、チャンピオンズリーグではマドリーの前にスコア以上の完敗。ファーディナンド加入は確かに功を奏し、前年とは見違える守備の安定感を見せプレミアでは最小失点を誇ったものの、ユニットとしての完成度というよりは個人技頼み。個人技で勝っていれば何の問題もないんですが、ジダン、ラウール、ロナウドという、ワールドクラスの前では個人技であえなく完敗。特に第2レグでは、オールド・トラフォードでロナウドにハットトリックを許すなど、まさに格の違いを見せつけられてしまいました。

そのプレミアでは、夏のオフにアブラモビッチ旋風が。200億を超える大金を軽々と注ぎこみ、次々に獲るは獲るは・・・。“勝利はお金で買えるほど甘くない”という意見もある一方、チェルシーはプレミアでは首位マンUに勝点差4と、堂々の首位争いを演じ、チャンピオンズリーグでも次のステージに駒を進めました。
このままチェルシーに屈してしまっては、ベロンだけでなくなんとケニヨンまで引き抜かれたマンUとしては、まさにやられ放題。これからの終盤戦、きっと目にものを見せてくれることでしょう。

さてもう一方のインテル。セリエA、これに関しては仕方ありません。インテルも確かに情けなかったものの、なんせユベントスが強すぎました。トーナメントではなくリーグ戦となれば、マドリーさえユベントスの敵ではないのではないでしょうか。

ただ、あのユベントスもパーフェクトではなかったのか、2003~2004年シーズンは、“憎き”トッティ率いるローマが首位を独走しています。14試合を戦っていまだ無敗、得点31に失点4と、驚異的とも言える成績。今シーズンのローマは最後まで行きそうな強さです。

話は戻ってインテル、一番悔しかったのはいまさら言うまでもなくチャンピオンズリーグ準決勝でのミラノダービー。負けたわけではないのです、2戦2分。なのに敗退・・・。

試合後、人目を憚らずピッチで涙を流したインテルの選手たち。中でも目に焼きついたのは文字通り号泣していたコルドバ。彼の涙をインテリスタは決して忘れることはないでしょう。スクデット、そしてビックイヤーをかかげるその日まで。

そのインテルは、今シーズンに入って、ミラノダービーでの惨敗を受けて、“ようやく”クーペル解任。相変わらず手を打つのが遅すぎます。

そして、今シーズンのチャンピオンズリーグはなんと一次リーグ敗退。何やってるんだか・・・。

サッカー最後は、ネドベドのバロンドール受賞。前年度、手に入れられるすべてのタイトルを手にしたのにその栄誉に輝くことができなかったロベルト・カルロス。確かにロナウドはW杯で見事な活躍を見せたものの、一年を通しての活躍を考えれば、どう考えても適任者はロベルト・カルロスでした。

そんなわけで、少しその権威が揺らいでいたバロンドール。今回も、単純なプレーでの活躍以外の要素が働けば、マルディーニが受賞してもよさそうなものでしたが、蓋を開けてみればネドベドの圧勝。これでバロンドールはまたその権威を取り戻したのではないでしょうか。

しかしこれは誰がどう考えても妥当な結果で、昨シーズンのネドベド以上の活躍をできる選手など、毎年現われるわけもないでしょう。それほどのパフォーマンスでした。“ジダンの後釜”としてユベントス入りしたものの、今やユベントスにとって、象徴としての意味は別として、プレーとして、“must”はデル・ピエロではなくてネドベドでしょう。

本人はジダンのことを「別世界の選手」と述べ、自分のことは「普通の選手」と言います。確かにジダンやロナウドのような超絶技巧ができるわけではありません。しかし、世界中の監督たちが、自分のチームに一人もらえるとしたら、まず彼を選ぶのではないでしょうか。今やそれほどの選手です。

そして、この誰も異論がないはずのバロンドールに、早速かみついたのが例のトッティ。懲りない男です・・・。しかし口だけではないのもこの男で、今シーズンこのままスクデットを獲得し、来年の欧州選手権でイタリアを優勝に導けば、その時は彼の受賞に口をはさむ者はいないでしょう。

さて、来年の目玉は、日本を含めW杯の予選が始まるというのもありますが、なんといってもポルトガルで行われる欧州選手権。W杯本大会で優勝できる力がありながら、W杯では予選で敗れ去ったオランダとチェコ。今回は、優勝候補の一角として参加です。

16チームの顔ぶれは、W杯のベスト16より遥かに豪華。W杯で優勝するより難しいと言われる欧州選手権。力的にはちょときついでしょうが、優勝して欲しいのは地元ポルトガル。ルイ・コスタに栄冠を!!

 

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